公演情報
「ギョエー! 旧校舎の77不思議」の観てきた!クチコミ一覧
満足度★★★
ヨーロッパ企画=笑える劇団ということで観劇する前からハードルを上げすぎてしまいました。
前半は物に頼った笑いばかりで人と人の掛け合いで発生する笑いが少なく、
来たことを後悔していました。後半くらいから言葉のやり取りで笑わせる展開に変わってから
一気に面白くなりました。前半と後半でこうも評価が変わるとは自分でも驚きました。
満足度★★★
鑑賞日2019/09/04 (水)
タイトル通り! 怒涛の不思議77連荘(笑)
ネタの1つ1つは割とベタなんだけど、使い方と見せ方が本当に上手いよなぁ。オーソドックスさとハイテクが噛み合う装置・道具・映像の巧みさは見事と言う他はない。驚きに満ちている。 観ていて本当に楽しい… 生で観ることの楽しみを満喫させてくれるよね。
笑い以外のネタや演出もオーソドックスなツボを突いてくる感じが巧みで、新鮮味は薄いけど着実に良い気持ちにさせてくれる… コメディの良い味付けになっている。これぞ王道ってヤツなのかもしれない。
満足度★★★★★
こんなコメディ見たことない。ラストまで怖面白いネタが満載で、暴走する幽霊がこれとまた面白い。
ラストは怖がらせて少し嫌な気持ちにさせるという一筋縄に終わらせない演出が見事でした。
久しぶりに他人に勧められる芝居でした。
満足度★★★★
上田誠作・演出舞台は2作目(一作目は「続・時をかける少女」)、ヨーロッパ企画は初である。『ビルのゲーツ』で劇団名を知ったが中々観る機会を得ず、そのかん岸田戯曲賞も取り、昨年は雑誌に載った戯曲を面白く読んだ。で、初観劇。
「笑い」とは何を共有しているかに大きく左右される、とは先般のラッパ屋公演終演後の挨拶で、鈴木聡氏が呟いた趣旨であったが(挨拶を振られてボソボソと喋った文句にしては含蓄があり笑いを誘っていた)、ヨーロッパ企画も笑いの出所は「ヨーロッパ企画的笑い」を共有する観客の記憶、にあった。何が笑えるかは時代や状況により、引いては個々の生い立ちや文化により変わるので、「大勢が同時に笑う」という現象はむしろ希少価値である、くらいに考えるのが正しい。同時代の共通体験、教育やメディアを通じた共通認識、共通感覚は笑いの味方であるが、「これだけしっかり作られているから笑うのが正しい」とは言えないのが笑いの難しい所。
「時をかける」はどうだったかと言うと、こちらもそういった観客によって会場の笑いが加算されていたと思うが、しかし役者の演技の普遍性・伝達力が比較的広範な観客層が理解し得る「おかしさ」を的確に伝えていたという感じがある。ただしその中には(メイク等で判らなかったが)著名な俳優が居てその耳慣れた喋りが過去の記憶を呼び起こし、広い意味での「共有」効果が生まれていた面もありそうだ。
一方今回のは(「時をかける」にも多く出演したに違いないが記憶には残っていない)ヨーロッパ俳優+知らない客演者による舞台。役者たちは実力を見せていたから、本+演出・趣向の中身が「笑えたか」の問題だろうか。。結論は「期待したほどではなかった」。無論それは「笑い」の性質からして自然な結果であって、もっとヨーロッパ企画の俳優を知り、違う作品を味わえば「あの役者がここではこんな事を・・:」と笑いの材料はきっと増えていくことだろう。
満足度★★★★
お待ちかねの夏のヨーロッパ企画東京公演。本多劇場は二日目で補助席が出る大入りである。他に類を見ないファンタジー喜劇で20年。独特の舞台と劇団運営で、平成演劇史に足跡を残してきた。
今回は、妖怪ものの学校の怪談である。やむなく噂のある旧校舎を使わざるを得なくなったクラスの教員たちと生徒たちに次々現れる77の怪異のエピソード。平凡なものも凝ったものも、あまり甲乙つけずにつるべ打ちで笑ってしまう。二幕、人間と妖怪がお互い慣れてきたあたりから、ヨーロッパ企画らしくなって、ファンタジーの中に現代の教育批判ものぞかせる一方、舞台はますますたがを外れたナンセンスな展開になっていく。
次々に現れる妖怪出現はこの劇団らしい手作り装置が活躍して面白い。俳優陣はまだ二日目で味を出すところまで行っていないが、客演とのバランスもよく、これからもっとヨーロッパ企画らしくなるだろう。ファンタジーの結末としてはいつもの冴えがなかったのも残念だが、妖怪相手ではやむを得ないか。しかし、東京の劇団にはない楽しめる芝居であった。