満足度★★★★
体がすっと軽くなる
不思議な話だった。
脱皮を繰り返す父と、それに翻弄される息子ら。
とんでもなく不条理な設定なのに、疑問を感じさせないその惹き込みかたは凄い。最後まで集中してしまった。
何度か涙が出そうになった。なかなかない経験だ。
なんでもない日常の姿がいとしい。
満足度★★★★
発想が素敵
発想が面白い。。
父の60代、50代、40代、30代、20代と時代が遡って若い父親に脱皮を繰り返すのですよ^^
蛇のように脱皮を繰り返したぬけがらも息を吹き返したかのように時々主人公に話しかける。。
たぶん、今回のテーマは夫にさんざん苦労をかけさせられた今は亡き母がもらすひとこと.....
「でも終わってみたら、それで充分楽しかった……」
これにつきるのではないか....
ヒトの運命の半分はその属性によって決まる。
どんな土地で生まれたのか、どんな種類の人間の中で育ったか。
その生活の中でどういう世界の見方を覚えてきたのか。
それで生き方の半分は決まる。。
人生は終わりに近づかないと自分の人生がどうだったか?なんて分からないけれど、
今までの記憶は消える事はなく、ずっと心の中に残り続ける。。
それなら...嫌な記憶や苦い経験は心の奥隅に埋没させ、たまにしか蘇らないように、今の記憶の上に楽しい経験を何層にも積み重ねて、明るく喜びに満ちて生きたいねっ。(^0^)
この世は見方によっては希望だらけだ。
そんな気持ちにさせられる劇。
満足度★★★★
軽く笑える仕上がりだし、泣ける
『ぬけがら』は横浜未来演劇人シアター版で初めて観て、ものすごく感動したんですが、本家本元も素晴らしかったです。多地域公演ですね。沢山の方にご覧いただけますように!
満足度★★★★
年配の役者さんてずるいよなぁ
そこにいるだけで、いろんなものが感じられる。
そういう人を活かした脚本を書いた佃典彦はすごい。
びっくりしたのは、セットの仕掛け。
文学座でもああいうことやるのね。
満足度★★★★★
戯曲のすごさを改めて確認。
横浜未来演劇人シアターとはまた違ったテイスト。それでも不条理な設定、奇想天外な展開は物語に引き込み、圧倒。135分。