公演情報
「十二番目の天使」の観てきた!クチコミ一覧
満足度★
ストーリーは全くベタで単純なもの。
そもそもこれは「演劇」といえるのか?
物語や情景描写を役者が語っているだけ。舞台でやるのではなく、「ラジオドラマ」みたい。この台本をラジオドラマで流した方がよほどぴったりくる。
しかも半分くらいは「録音」のナレーション。主演の男優のナレーションを録音で流すとは?? 録音ではなく、誰かが舞台の片隅で生で「朗読」すべきだろう。
地方公演だから録音で、東京の本公演では朗読だったのかもしれないがもしそうであれば地方をバカにしすぎている。
最後の「歌」のショーも録音、口パク。 まったくしらける。歌などなく、その前の台詞で終わった方がよほど良い。そのほうが余韻に浸ることができる。
大ホールだからだろうが、台詞も生の声は全く聞こえずスピーカーからの音しか聞こえない。こんな物を大ホールでやる理由がない。
満足度★★★★
生きがいを失った主人公ジョンを少年ティモシーの野球へのひたむきな姿が救う、しかし実はティモシーは…というベタなお話です。場所がアメリカなので過度に感情移入せず落ち着いて観ていられます。私は(誰でも?)最後にジョンとティモシーの母が結ばれることを想像したのですが、さすがにそこまでベタではありませんでした(笑)
ベテラン5人と少年2人の7人しかいなかったとはとても思えないほどイメージは広がりました。ティモシー役の溝口元太さんは子役特有の発声のくどさが少なく、明るくひたむきな様子が鼻につきません。六角精児さんは軽妙でしかも適度の重みを持った声で雰囲気を作ります。木野花さんは出番は少ないものの落ち込んだジョンに一歩下がりながらも重い決断を迫るという彼女らしい説得力のある役でした。栗山千明さんは愛らしい妻とティモシーの母の二役ですが試合実況のナレーションも見事でした。
リトルリーグの野球の試合の場面が何度かありますが野球少年はたったの二人で、チームメイトの応援の声、観客の歓声は録音で流し、ナレーションがうまくつなぎます。私が昭和の野球世代であるせいかもしれませんが、声だけで試合の様子が見えてきます。
主演が井上芳雄さんなのに歌は無しかと思っていたらフィナーレに一曲ありました。歌わずに済ませてはご本人もストレスでしょうし、ファンが許しません。
ちょっと説教臭いのはまあこの題材だから仕方がないでしょう。年に一度くらいはそれを受け入れるのも良いかもしれません。