公演情報
「はなにら」の観てきた!クチコミ一覧
30周年を迎え新劇団員が増えた京都の劇団MONOの新作。20年前に想定外の噴火に見舞われた島、満開のはなにら、特産物のレモン、子供の成長をきっかけに離散する擬似家族。愛し、懐かしんだものたちは皆、時を経て形を変え、いつか消える。各人物の願い、人生が丁寧に織り込まれ、笑いの絶えない日常会話に厚みがある。一度観ただけでは汲み取りきれないほど。皆が集まる家の裏のベランダ、石垣のある脇道、2階の小さな窓…舞台美術が生きているよう。劇団の優しさが沁みた。
満足度★★★★★
鑑賞日2019/03/31 (日) 14:00
オープニング曲から予感させるものはあったけど終り方が好き。。
身近でほっとする感じでMONOの中でもかなり好き。。
水沼さん演じる野々宮の寛容さと佇まいがもうたまらなく良かった。。
バックステージツアー、待ち時間も含め楽しかった。。
満足度★★★★★
鑑賞日2019/03/23 (土) 19:30
座席A列4番
価格4,000円
長年MONOを観てきているが、今回は特別面白かった。ストーリーの裏にある設定がよくて、物語に程良い厚みを加えられていたのが良かった。いつもがそうでもないのかと言われればそんなことはないのだが、今回は秀逸だった。新しく入った人たちもすんなりとMONOワールドに馴染んでいた。今まで観てきたMONOの作品の中で1、2を争うほど面白かった。土田英生の最高傑作ではないか?まさにベテランの妙である。
満足度★★★★★
鑑賞日2019/03/09 (土) 14:00
座席1階B列
血がつながっていなくても、血がつながっていないから
そんな疑似家族の日常が面白おかしく、時にシリアスに描かれていました。
観劇後には温かい気持ちになれました。
満足度★★★★★
■約120分■
家族でもないのに決裂もせず長年ともにあり続ける集団を、結成30年のMONOにやんわりと重ねて描いた人間ドラマ。フライヤーには「擬似家族」という語も出てくるけれど、そんなドライな言葉を用いるのがためらわれるほど、劇中の人間関係は濃密で温もりに満ち、愛すべき面々の人間であるがゆえの失態や小競り合いは失笑、苦笑、大笑とあらゆる種類の笑いを誘って、最後まで惹きつけられた。
近年のMONO作品では最も社会派色が弱く、そこに物足りなさを感じる向きもあろうけれど、観る者の心と目頭をここまで熱くさせてくれれば、私としては満足、惜しみなく★★★★★を差し上げたい。
社会派色の薄さと並ぶ本作のもう一つの特徴は、土田劇にしては珍しく、ひねりを欠いたクサいセリフが目立つこと。とはいえ、本作のごとく、その言葉を吐くに至るまでの話者の感情の軌跡が繊細かつ丁寧に描いてあれば、クサいセリフもストンと腑に落ち、胸に沁みてくるのだなぁ~~。。。
満足度★★★★
家族から離れるって何だろう、自立って何だろう、結婚って何だろう。あえて、血のつながっていない家族たちと、その自立を描くことで、そんな事を観ているものに考えさせてくれるお話。基本はコメディ。一人一人のキャラクターがしっかりしていて、ジワジワと暖かくなっていく。その感覚を非常に楽しめた。
ちょっと説明っぽいセリフが多くて、ナチュラルと不自然の「ムラ」に戸惑った。観劇に慣れていない人にとっては、分かり易くてとても親切な舞台だと思う。
満足度★★★★
あらすじ:静岡市の沖にあるスーパーもない島での物語。20年前に島の火山が噴火し火砕流で多くの人が亡くなった。そのとき家族を失い一人ぼっちになった2人と6人が2組の共同生活体/疑似家族を作って暮らしてきた。追悼式典の日、一番年少の女性があることで島を出ると言い出し、父親や兄、姉として彼女を見守ってきた「家族」は過剰な反発をしてしまう…。
王道の家族ものの設定をちょっとひねって焦点を鮮明にしています。MONOにとっては結成30周年の節目に新加入の4人を迎え、改めて確認する原点なのでしょう。前作の「隣の芝生も。」とは違った直球勝負のお話です。しかしお涙頂戴にはならず、チラシにあるような涙は心の中、あるいは舞台で描かれていないところで流されるものなのでしょう。
題名の「はなにら」は最近島に増えてきた植物という設定ですが実物が登場することはありません。繁殖が旺盛でニラやネギのような匂いがあるとのこと。花言葉は「別れの悲しみ」。
満足度★★★★
会場に入った途端、まずセットがとても素敵だった。期待が高まる。
その期待を裏切らない、とても面白い芝居だった。笑いという意味での面白さはもちろんのこと、「家族とは」を考えさせられる気持ちのよいセリフたちが心に残った。
そのせいで、台本を買って帰ってきてしまった。
満足度★★★★
疑似家族の物語と説明されているが、いわゆる「普通の家族」とはなにか。日常のなかの面白い?ちょっと照れくさい?会話に笑いながら、そろそろ普通に固執しないで生きたいなあと、思う。