JUKEBOX 2018 公演情報 JUKEBOX 2018 」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
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  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2018/03/21 (水) 18:00

    座席1階1列

    今回は短編劇数編による構成。
    タイトル的にどうしても「ファム・ファタル」が観たかったので、消去法で3月21日にお伺いすることになりました。全4話で、途中、天動虫の最新ショートコントユニット(漫才ではないよね)「ゴルゴンゾーラ」のコントと、たけヒーローさんのミニライブが、入るというてんこ盛りの舞台。
    ゴルゴンゾーラには、また会えるのかな。なかなかツボを押さえた笑いでした。キング・オブ・コントも3回戦くらいまでいけるのと違うかな。
    ライブでは「Salvation」の曲って、こんなに良かったんだっけ、と再確認。劇中歌とかどうしても舞台の一部になってしまうので、あまり意識していなかったのだけれど、やまざきまさよし氏に通ずる切なさい歌詞とメロディーがよい。舞台も走馬燈のように思い出せたものなあ。でもね、せっかくの物販の機会を逃してはいけない。絶対、CD数枚売れたって。私買っていたと思うし。忘れてくるとはなあ。

    外はやたらと寒かったのに(雪降るし)、舞台周辺春らしく花満開な雰囲気。帆足さんいわく、確かに一杯やりたくなる雰囲気です。

    さて、舞台。
    「喧嘩仲裁屋」は、もはやジョニーさん熟練の技ですね。適度なアドリブが心地よい。前回観たのは、レストランの狭い空間だったのだけれど、少し空間が広がっただけで、かなり軽快だし、喧嘩相手の距離感を感じられ、ちょっとした仕草が躍動感を生んでいます。やはり空間って重要だね。ここは鉄板で文句なし。

    「ワンス・アポン・ア・タイム」
    親友3人組、どうしても言いたいのだけれどけして言ってはいけない禁断の一言に悩む少女1人。2人の親友は、悩み込んでいる彼女を見かねて、悩みを聞いてあげようとなるのだけれど、それにはまた秘密があって、、、、という、捻りに捻ったマトリューシュカ状態の話。実はよく考えると、秘密警察が跋扈するような全体主義国家での話のようでかなりブラックにも理解できるのだけれど、それでも、女の子の友情は壊れない、という明るくチャーミングな話に仕上がっている。
    なんで~、という脱力感を、ひたすら感じる、ある種の不条理劇(かな?)
    一見としては、面白い作品。

    「ファム・ファタル」
    解説を読んだままの作品。ある芸術家が女性の塑像を作成していると、その塑像が生命を持って、、、という幻想譚。確か井上さんが演じることになっていたのだけれど、芸術家役をジョニーさんが演じた。この話をメルヘンとして観るか、芸術家の人生(精神性)に思いを馳せて奇譚として観るかで、かなり印象が異なる。その境界線上を、微妙に揺れ動いているような舞台である。
    4つの作品の中では、一番見応えがあった。ジョニーさんが「飛び火」から「Salvation」を通過して、極々シンプルな演者として、この域にまっで達していたのだと思うと、ちょっとした武震いを覚えた。視線の強弱、指先の神経、体のしなり、セリフの切なさ、どれをとっても素晴らしい。

    「俺達には明日がある」
    これは(も?)新作ですよね。
    正直、この作品が一番つらかった。10年目を迎えて売れずに解散を考えている漫才コンビが、有名プロヂューサーが見に来ている舞台に上がる前の楽屋の話。これだけで30分は長い。ほとんど、ジョニーさんの力量だけで、引っ張っていた感じがする。結局、どうしたら受けるだろうか、受けなかったら解散をするのかに思いを巡らし、回想をちょこちょこと挟み込むだけしか、話の展開がない。
    千晶さんが、コメディリリーフとして、セクシー漫談の芸人として絡むのだけれど、こうした登場人物をたくさん絡ませて、主人公2人を周囲の反応や会話から、掘り下げていくようにしたらいかがかな。だって、せっかく楽屋という設定があるのだから。(千晶さんのセクシー漫談聞きたかったな(笑)、ゴルゴンゾーラで表現したような芸能力あるのだから)

    総括:ジョニーさんは発展途上とはいえ、ある種完成形でもあるので、新たなステージが必要だと思う。バリバリの悪女でも、妖艶な幽霊でも、やってみる価値あり。(「上を向いて歩こう」の霊媒師なんかには、そうした片りんがありました)

    今回のフライヤーは躍動感あってよかったです。
    HPの扉もしかり。また、観に行きます。(次回の予定聞いたのに、もう日程忘れています。これだから年寄りは、、トホホ)

    天動虫がんばれよな!てな感じで、次回も期待しています。

    ネタバレBOX

    いただきました、サイン入りのポケットティシュは大事にしておりますので、ご安心くださいませ。
  • 満足度★★★★

    鑑賞日2018/03/25 (日)

    価格2,500円

    短編4編にコント集2つにミニライブまでというバラエティに富んだ構成で体感的にはさほど長くなく、短編のうちかつて観たものも別キャストで新鮮に感ずる。
    ラストの寄席が舞台のものにその前のコントのユニット名が出てきたりするのも愉快♪

  • 次回、『THE SHOW MUST GO ON !』期待しております。

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