黒蜥蜴 公演情報 黒蜥蜴」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.6
1-6件 / 6件中
  • 満足度★★★★★

    煌びやかで艶やか。鉄壁の美意識。
    完璧に作り込まれたそれこそ宝石のような舞台

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2018/01/19 (金) 18:00

     黒蜥蜴は、2012年に浅野ゆう子が明治座で上演したものを観たが、本作は三島由紀夫が戯曲化したもので、とにかく耽美的であることが重要と思われる。中谷美紀は初舞台で井上靖の「猟銃」を1人で演じきり、その美しさは見事だったけど、本作も演出にデヴィッド・ルヴォー、相手役に井上芳雄を得て、見事な美しさを見せてくれた。全編、美への追及をロマンチックに描き上げているのはルヴォーらしい作品だと思ったし、最小限のセットで上演する美術面も素敵だった。それにしても、小劇場で観始めた成河と相楽樹のラブシーンを日生劇場で観るのも、また感慨深いものがある。

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2018/01/20 (土) 18:00

    座席1階A列

    2018年最初の観劇は、久々の日生劇場!
    中谷さんのならではのミステリアスな美しさ、
    井上くんのならではの名探偵明智小五郎のカッコよさ、
    お二人のセリフのやり取りが面白く、
    更に黒基調のシンプルな舞台装置、
    音楽は舞台上袖近くので生演奏と、
    黒蜥蜴側近?の2人の手下のダンス、
    全体がスタイリッシュで素晴らしかったです。

    ネタバレBOX

    蛇足ですが、成河さんが美青年役でしたが、
    中谷さん、井上くん、相楽樹さんのお3方の
    「顔の小ささ」が目立ったおかげで
    成河さんの顔が実に大きく見えてしまった。(すみません。)
    2枚目なのに。
  • 満足度★★★★★

    脚本の三島由紀夫の耽美主義が炸裂していたように思います。良かった。
    江戸川乱歩のグロさも留めつつも。
    大きい劇場もたまにはよいですね。
    先立つものがあればもっとみるんですが。

  • 満足度★★★★

    「黒蜥蜴」は最近も三輪明宏版、花組芝居版と人気演目だが、SPACの舞台に心酔した者としては、三島由紀夫脚色「黒蜥蜴」だからこそ、敷居の高い劇場へと足を運んだ由。江戸川乱歩の原作も面白かったが、三島戯曲では追跡劇の躍動感を残しながら人物像の掘り下げが正面からなされていて、人間ドラマの骨格がある。デイヴィッド・ルヴォーの演出も初めての事で一目見ておきたく観劇。
    日生劇場も初である。昨年の初クリエに続き、主婦層占有エリア(偏見?)におずおずと立ち入れば、主婦率は高いものの客層は多様であった。
    先日の「近松」同様、二幕以降のめり込む。喧騒から束の間離れた時間、じっくりと交わされる会話というのは固唾を呑むサスペンスだ。
    さて休憩時にパンフで役者を確認、主役は中谷美紀、そうだった(チラシに写真載ってたじゃん)。二階席からは顔の判別できず、声でも判定できずで。・・この「大」女優の舞台での力量は未知だったが、カーテンコールで一回り大きな拍手を受けるのが当然と思える緩急自在な立ち回り、屈折愛の表現など、遠目に見た評価だが出色、引き込むものがあった。対する明智小五郎(井上芳雄)は、特に声が、役柄に比してかなり若くみえた。
    注目点は中谷の演技と、演出(デヴィッド・ルヴォー)、と普通なコメントでつまらないが仕方ない。ルヴォー初心者、中谷初お目見え、両者ともその芸の浸透力(普遍性)を感じさせた。そして、「黒蜥蜴」はやっぱしいい。

    ネタバレBOX

    ラスト、明智は依頼者である社長に高価な宝石と彼の娘を引き渡した後、今自死を遂げた黒蜥蜴をかき抱きながら、社長の扱う商品=宝石の価値をこき下ろし、世界の全ては色あせて見えると嘆く。「なぜなら、本当に美しい宝石はもう死んでしまったのだから・・。」
    三島の追い求めた「美」が視覚的なそれ、また芸術のそれにとどまらず「生き方」に見出されている事、そしてそれがある種説得力を持ちえている事に、是非の議論はともかく、言いようのない危険な魅力を感じる。
    そう考えると、大きな舞台で実力派とは言え「大型女優」を使い高名な演出家によって、「美」が作られてしまうと、変な言い方だが戯曲との緊張関係は意味論的には減退する。SPACでの「黒蜥蜴」は世間一般には無名の役者によって演じられ、作品の普遍的魅力が示された。SPAC版は硬質な作りで、彼らの生きる場を象徴するような、一面の黒は、忘れがたい。
    ルヴォーの演出には息を飲む場面も幾つもあったが、この演出家が向かっている目的地は何なのだろう・・そこに関心が向く。三島作品は初めてでなく、古典名作を多く演出している事から、「新たな切り口」をもって挑もうとする演出家魂の持ち主のようだ・・と推測し、考察はまたの機会に。
  • ルヴォー演出『黒蜥蜴』3時間15分、20分休憩込み。女賊と探偵の倒錯した恋がエロティックかつゴージャスに成立していた。盆使いがいつもながら素晴らしい!中谷美紀さんの衣装(前田文子)の着こなしが眼福。相楽樹さんの演技が私好みだった。宮菜穂子さんのセリフがとてもよく通る。アンサンブルも良かった~。

    ネタバレBOX

    雨宮(成河)と早苗(相楽)のラストをコミカルにしたのは意外。SPACの宮城聰演出版の方が好みかな。

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