心中天の網島-2017リクリエーション版- 公演情報 心中天の網島-2017リクリエーション版-」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.4
1-9件 / 9件中
  • 満足度★★★★★

    変な歌なのに、何故か泣けてきて。笑い。
    2幕の奥様の演技は本当にすばらしかったです。最後の心中はそれまでふわふわとしていて、なんだか冗談みたいな明るいテンションだったのが一転、生々しくて。そのギャップもすごく記憶に残りました。

  • 満足度★★★★

    歌舞伎の現代リクリエーションに定評のある木ノ下歌舞伎。
    そうか…浄瑠璃の現代版はこうなるんやな。情と理性、想いの残るところと離れるところが複雑で巧妙。現代人としての心中へのネガティブな意識も相まって複雑な感情が湧くが、美化しない死に様には好感。

  • 満足度★★★★

    心中物をベースに現代的な風景の中で描かれる男女の情としがらみが、糸井さんらしい演出でたっぷりの音楽に乗せた愛と死の物語となっていた。

    キャストも粒ぞろいで見ごたえのある舞台だった。

  • 木ノ下歌舞伎、初めて拝見したが、うわーーー圧倒!!!
    ‪エネルギー、迫力、笑いのツボ、しっかりとしたドラマに喜怒哀楽。笑ったり涙目なったり、胸熱でした。‬
    ‪俳優さんたち皆さん芸達者も芸達者。サンプルの『ブリッジ』に出ててすごい好きだった伊東沙保さんと武谷公雄さん、やっぱいいっ!青年団の山内健司さんも味!もちろんほかの役者さんもど迫力&放出するのみならずぐっと芝居、すっと芝居。
    舞台美術もユニーク!
    今回はFUKAIPRODUCEの糸井さん演出だったが、今後も作品観たい!‬

  • 京都公演からまたガラリと印象の変わった演出。京都初日と横浜千秋楽、観られて幸せでした!

  • 満足度★★★★★

    2年ぶりの再演を見てきました。大好きな作品です。糸井幸之介さんの音楽、詩の美しさ。俳優陣の演技力。今回は四都市ツアー。全国の人に見ていただきたいです。

  • 満足度★★★★★

    初演の細部までは覚えていないので新鮮に観た。義太夫と比べ良くも悪くも歌が中和する。バイオリンの超絶技巧は聴きどころだ。

  • 満足度★★★★

    横浜の野毛シャーレと言う新しい劇場での公演。劇場案内図を見ると桜木町からとなっているのだが、これが旧東横線の終点と勘違いした当方の時代遅れ。今の桜木町は殆ど日ノ出町。黒沢の「天国と地獄」に出てくる細民街だ。今はすっかりおしゃれになっているが、どことなく前の時代の暗さもある。そういえばこの辺の運河の河舟で遠藤琢郎の「マハバラータ」を観たっけ。心中天網島にはうってつけの場所でもある。
    だが、せっかくここまで来たのだから、東京でもやって欲しかった。これから、さいたま芸術は苦戦すると思うがそれは一に交通の便である。SPAC(静岡)ももっと楽に東京で見たい。観客の怠惰、贅沢と思うかもしれないが、東京を抜け出すだけでも大変で、さらに駅から近い観客ばかりではないから、帰りの夜道も気になる。
    さて、中身。木下歌舞伎の十周年大歌舞伎の最後の作品である。タイミングよく(と言っては語弊があるが)現実に自殺願望からの殺人事件が起きて、つい舞台と重なってしまう。こういうところが演劇の怖いところでもある。今回は演出が糸井幸之助。作曲もやり、歌入りの紙屋治兵衛、おさんと小春である。冒頭、小春が、舞台の穴から身を乗り出し、元気いっぱい「小春でーす」とあらわれ、治兵衛も「紙屋の治兵衛です」と応じる。ここから物語は歌も歌える三人の男とバイオリンも演じる一人の女性が、歌も演技も受け持って、ほぼ歌舞伎通りに進むのだが、四人の歌があり、めまぐるしく舞台転換があり、かなりめまぐるしい。演出は細かく行き届いていて、隙がない。一幕、河庄で最初に自殺の話が出るところのセリフの積み方等うまいもので、以後、二人の恋の進行は小劇場離れの手際の良さで、タイミングのいい歌と台詞で陽気にどんどん進む。後半は時雨の炬燵。ここで幼時の回想など(歌舞伎にあったかしらん?)織り交ぜながら(ここが唯一だれると感じた)おさんが軸になっていく。時に入る浄瑠璃の原詞の使い方、歌舞伎からの台詞の引き方もうまいものだ。三味線の代わりにヴァイオリンが勤めるところがあるがこういう効果があるとは。
    いつも通り、意欲的でなおかつ面白く古典を現代風に砕いた木下歌舞伎なのである。
    だが・・・一つの舞台作品としてはこれで十分楽しめるのだが、これが心中天網島の現代版と言われるといささか首をかしげる。この原作の面白さ、テーマと言おうか、は、どうにも切れない男女の縁の不思議な深さで、今回のように陽気に整理が行き届くと、人間の性の不思議さが消えてしまう。

    ネタバレBOX

    典型的なのは、幕切れで、おさんが治兵衛との間の子供を抱き上げて、「高い高い」とあやすところで幕になるわけだが、こんなに解り良くてはどうだろう。
    キャストは小春が女学生みたいなところから始まるのはいいとして、いつまでたっても女学生のママというのは折角いいキャラの女優がやっているだけに残念だ。(テレビ向きかな?)。治兵衛と、おさんはよく役にはまって熱演である。
    私はやはり、天網島にこの音楽は向いていないと思う。歌詞なども苦労の跡が見えるし、編曲もコーラスも、はては振付まで、ホントによく出来ているのだが、この音楽の陽気さ、わかり良さが作品をミスリードしていると思う。
  • 満足度★★★★

    木ノ下歌舞伎を久々に観ることが出来た。正直わくわく感を隠せなかったが、糸井氏演出という部分に一抹の不安も。
    が、糸井幸之助を初めて評価した。相変わらずエッチ話を返しで無害化する「遅えよ!」と突っ込みたくなるやり取りは相変わらずだが(正直ウザい・・最近我慢が利かなくなった。失礼)、楽曲のクオリティが高い。今まで妙ーじかる楽曲を幾つも聴いたが、最もよく、劇にも絡んでおり、突出していたように思う。
    心中話だけに、情念を切なく歌い上げる歌が似つかわしく、真顔でバタ臭く扇情的に、まるで苦界へ誘う客引きのように物語へと観客を誘う4名の脇役たちのカタチも申し分ない。心中に至るのに必要なテンション、エネルギー、モチベーションは、この演出の持つエロ力(ぢから)と、よく見れば精力あり気な人選も納得な4人のエロオーラが支えていた、と言えるか。道ならぬ恋であるのに応援したくなる主役二人の佇まいも、備えており。
    裏切られた格好の女房の愛情・献身、治兵衛の嫉妬、太兵衛、侍の登場の一幕等を経て、久しぶりの再会を遂げた二人が手を取り合う死地への道行きは、何故か純粋で美しいものに見えている。これはどういうドラマ上の仕掛けだろうか・・。

    余談だが、のげシャーレがあんなに広いとは知らなかった。うまく使えばそれなりの公演は打てるのでは・・と。地元でもっとやってもらえると私としては嬉しいのだが。

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