満足度★★★★
鑑賞日2017/03/04 (土)
価格3,000円
“ラブ”にまつわる、嘆きの喜劇
と言いながらも、観ながらシリアスなものがお腹の中に留まっていく感じで、単純に面白かったと言えない不思議な肌触りの舞台だったかな。。(アバウトだけど。。)
当て書き?で、それぞれの役者さんの持ち味を上手く生かした、役者さんもそれに応え、見応えのある舞台でした。。
いまだに感想を整理できてないけど。。
満足度★★★★★
素晴らしい舞台。併走する諸エピソードはどれも少し現実離れしているが、不思議と観る者の琴線を震わせる。これは、少し突飛で滑稽な諸エピソードが、その表向きの印象とは裏腹に、程度の差はあれ例外なく苦悩を抱える人間というものの潜在的現実を描いており、強く我々の共感を誘うからに他なるまい。
もちろん、ノゾエ征爾は演出でも冴えを発揮。斬新な舞台装置と役者のコラボで客の目を楽しませるかたわら、今回初手合いだった者も少なくない付き合いの浅い役者たちから個々の魅力を存分に引き出し、この座組でしか醸し出せない面白味を立ち上げる。
東京公演が3ステしかなかったのがもったいなく思われる、珠玉の舞台でした。