8月の家族たち August:Osage County 公演情報 8月の家族たち August:Osage County」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
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  • 上演時間は約3時間15分(途中15分休憩を2回挟む)。ピュリッツァー賞戯曲部門や、トニー賞最優秀作品賞を含む4部門を受賞したブラックコメディー。登場人物の置かれた状況はとても悲惨だけれど、あまりに愚かな様子が滑稽で、クスっと吹きだしたり、ワハハと笑えるように作られているのです。真面目さ、深刻さに沈みこまないように、それでいて、ネタを連発させ過ぎてしらけないように、バランスよく組み立てられていると思いました。

  • 満足度★★★

    女優さん方の演技に
    やられてしまいました。取り付く島もない家族のぎくしゃくでした。チャーリーも最後は怒りますが、それまでは穏やかでちょうどよかったです。食卓を囲む家族が徐々に回転していく装置はちょっと落ち着いて安堵です。

  • 満足度★★★★★

    豪華キャストのぶつかり合いを堪能!やっぱ観てよかった!特に常盤さん!
    三姉妹と両親を中心に繰り広げられる家族の物語。
    とても豪華な顔合わせ。
    キャスティングからして、ぴったりな配役です。
    特に、常盤貴子さんの次女がとても自然にまさにそのままに見えました。
    三女のにぎやかさも良かった。
    (栗原千明にとても感じが似てましたが…)
    麻実れいさん、秋山菜津子さんのキレ味も素晴らしい!
    あれしか出ない村井國夫さんも、まさにぴったりの役どころで、
    「もったいない!」けど贅沢ともいえます?
    あの三人と母だからこそ、それぞれの相手があの男たちだった、
    と逆に女たちが見えてくるというのも面白い!!

  • 満足度★★★★

    迫力が凄かった
    何しろ最前列でしたので、家族バトルの迫力が凄かった!

    これだけの、名優揃いで、舞台を堪能したのも、久しぶりな気がします。

    村井さんの出番が少ないのが、ちょっと残念!

    常盤さんの美しさに魅了されました。

    未見の映画を、是非観てみたくなりました。

    ネタバレBOX

    セットは、いつぞや観た、ケラさんの何かの舞台に酷似していました。

    長い舞台なので、休憩が2回あったのは幸いでした。

    女優陣もさることながら、木場さん、生瀬さん達、男優陣の連携プレイも堪能しました。

    元宝ジェンヌさんの口から、あんな台詞が出るなんて、宝塚ファンの方はさぞ驚かれたのでは?音月さんは、退団後に初見の女優さんですが、最初から、あの劇団の色を抜いて演じていらして、楽しみな女優さんだと、いつも感心します。

    麻実さんと、秋山さんのバトルは、舞台ならではの迫力で、お見事でした。

    バトルの際に、家族が座っている、ダイニングセットがギシギシ移動するのは、ちょっと、せっかくのリアルな空気が薄れ、どうなんだろうと思いましたが、後は、これが舞台だと忘れるぐらい、この家族のバトルにどっぷりと浸れ、こちらも、かなり力が入って、疲れました。

    孫役の女優さん、まだお若いのに、これだけの演技を、観客の前で、臆せず表現されて、感服しました。
    橋本さんと、マリファナの煙を口移しで吸う場面なんて、仰け反りそうになりました。

    最後に、秘密を知らされたアイビーの心情が気の毒でなりません。

    家政婦役の女優さんの好演も光りました。

    かなり深刻な内容ではあるものの、如何にも、アメリカな家族劇なので、あまり自分に、引き寄せて観ないので、その点でも、気が楽な観劇になって良かったように思います。
  • 満足度★★★★

    ビッグサイズのウッドハウスは狂気を包み込む
    ナイロン100℃以外のケラ演出舞台を初観劇。二度休憩の三場、三時間強の長丁場を丁寧な作りできちんと見せていた。
     麻実れいをキャスティングした理由が開演後まもなく知れる。ステロタイプ(麻実れい的な)を当てはめた感が最初はしたが、三時間、狂気と透徹を緩急をつけながら演じ切る「特権的肉体」はそう居ないのだろう・・・というか狂気・退廃をデフォルトで演じる役者は、と言うべきか・・・などと思う。
     大小の「事件」が、人物たちのヴェールを一枚一枚(時にバッサと)剥がして行き、なおかつ「事件」はご都合的でない。太い幹が現れてくる、というか、作ってみればこんな感じか・・と出来上がったパズルかミニチュアの街を、それでも感慨深く眺めてしまう・・そんな後味の舞台である。
     現われた風景(家族の)は、スキャンダラスで調和を望むべくもない姿形をしている。まあそんな現実だから、そうでない形を切望する人間というものでもあるな・・、と性善説的な要素は担保してあって、従ってスキャンダルをスキャンダルとして際立たせる狙いなのだとすれば、やや20世紀的古典と言える「家族神話」解体物語の文脈に位置づけられそう。 とは言え、真実が露呈する意表を突くタイミングや鋭いリアルさには、屈服させられる。精緻な模型には、「精巧であること」の価値がある。
     作品をみれば、2013年映画化された作品で、トレイシー・レッツは俳優から転身してこの作品を書いて上演(2007)、評判を呼んでブロードウェイ進出、トニー賞、さらにはピューリツァ賞を取ったという問題の作品との事である。同作家の舞台では、燐光群がやった「BUG」も秀逸だった。
     秋山菜津子のキレ具合を久々に堪能。

  • 満足度★★★

    麻実さんと秋山さんの母娘対決がすごい!
    一幕はつまんなくて,どうなるんだ・・・・・と、思ったところ、2幕からは麻実さんと秋山さんから目が離せない!素晴らしい女優さんたちです。
    しかし、この物語はアメリカ社会の問題点が大きく影響しているので、それぞれの問題点を理解するのに少々時間がかかる・・私だけかな(笑)
    このメンバーで、どっぷり日本を観せてくれませんか?

  • 満足度★★★★★

    「女」を傍観
    すごい!すごい!!見せ方もいいよね。3時間以上も座っていたなんて思えない位、集中できた。いい感じに休憩も入り良かった。「女」ってどんな生物なんでしょうか??出てくる「男」たちによってさらに考えさせられました。姉妹、母娘…とそれぞれの立場とか思いとか、ぶつかり合いが見ていてスカッとするんだけど重たくも感じました。

  • 満足度★★★

    観てきました☆
    豪華な俳優陣のなかで 麻実れいさんの存在感がずば抜けてました!
    素晴らしかったです!

    シアターコクーンで マイク無し! やっぱり生声がいいですね!

  • 満足度★★★★★

    バトル最高!
    映画版の「8月の家族たち」を観ていたので、麻実れいと秋山菜津子のバトルに期待して劇場に足を運んだ。期待以上の壮絶なバトルで大満足。物語自体は救いようのない内容だが、大いに笑いもし、これぞブラックコメディと納得の3時間15分間だった。

  • 満足度★★★

    ぎくしゃく母娘の崩壊劇
    コクーンシートから観劇したので見切れる場面も多かったので、演技を見るよりセリフを聞いていた。一軒家の中で繰り広げられる様は、まるで玩具のシルバニアファミリー屋敷内を覗いているような態勢だったが、母娘の性格が似て非なるアメリカンなチェーホフかつ向田邦子的要素を合わせ持ったような女優舞台だった。

    孫娘役の小野花梨って鈴木先生や南極料理人に出てた娘か!

    休憩2回あり、約3時間15分。

    ネタバレBOX

    冒頭、父が家政婦として雇ったインディアン/ネイテイブアメリカンのジョナとのやり取りがあるが、家(庭)族崩壊の様が描かれた今舞台、ネイティブアメリカンな彼女の目にはどう映っていたんだろう。
    正面から舞台見てたら、何かヒントになるような演出があったんだろうか。
    母と3人姉妹、良かったです。
  • 満足度★★★★★

    強烈な個性
    ドロドロを楽しみました。

    ネタバレBOX

    夫はアル中、妻は薬びたりで夫婦関係が壊れている中、夫が家事を新たに雇用した家政婦に託して失踪したことで一族、家族が集結。そして、これでもか、これでもかと様々な秘密が露見していく話。

    母親の手前いい夫婦を演じているものの長女は夫が学生と浮気継続中であることから離婚したことを、長女の娘はマリファナをやっていることを、それぞれが隠していたことが明らかになり、また三女の婚約者が長女の娘にまで手を出す女好きであることが明らかになるなどドロドロな展開が進み、次女がいとことの婚約をぎりぎりまで明かさなかったのは少し近親だったからなのか、別にいいのにと思っていたら、父親が妻の妹に手を出した結果の異母姉弟だったという究極のドロドロ劇が展開されました。

    傍目気のいいおばちゃんの意外な秘密の露見で泥沼劇を最骨頂に持っていくために演出上次女は婚約を秘匿していたわけで、即ち作者の罠に引っ掛かったわけですが、存分に泥沼劇を楽しむことができました。

    麻実れい、秋山菜津子は強烈、常盤貴子は美しく、犬山イヌコ演じるおばちゃんが家で犬を何匹も飼っているという設定には少し笑いました。

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