渇いた蜃気楼 公演情報 渇いた蜃気楼」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-7件 / 7件中
  • 満足度★★★★

    暑かった
    酷暑が凄く伝わってきました。
    空調は心地良かったはずなのに、見てると暑くなってきました。
    そして、高杉さんが登場してからの緊迫感が半端なかったです。
    ドキドキしちゃいました。

  • 満足度★★★★★

    サスペンス風
    最初は少しだるい感じでしたが、男が現れからのサスペンス風な展開は素敵でした。

    ネタバレBOX

    東京で偶然再開して最近結婚した同級生でアラフォーの、夫は退職金はもらえたものの失業中、妻は流産後の身体でパートをしているという先が見えない感じの夫婦の許に、これまた偶然にNHKの勧誘員をしている同級生の男が現れて、過去の関係、事故のことなどが明かされていく話。

    高校時代の夏休み中に、川や山での妻と男の関係を目撃したことや男の転落事故に関わったことで、夫は男にあまり会いたくないという気持ちがあり、男が再びしつこく現れたのかと思わせるラストシーンにはドキドキさせられました。

    ただ、妻は美人だしスタイルはいいし、外見から人の人生が決まるわけではないとはいえ彼女ならこんな感じのアラフォーにはなっていないのではないかと思いました。男も、サラリーマンをしていたときのことを思い出して愚痴をこぼしてのことなのでしょうが、NHKの勧誘員からゴルフの付き合いが大切だと言われても何か唐突な印象を受けました。

    新しいエクササイズのDVDが届いたのにそれを使わなかったのは、間が開いてしまうとか様々な理由があるのかもしれませんが不思議でした。
  • 満足度★★★★

    あ、蜃気楼。
    タイトルが振りで、劇中符合する効果(観劇中は気づかなかったので効果になってないが・・)。冒頭の振りが最後に出てきて閉じられるパターンなど、戯曲とは振り(謎かけ)の回収(謎解き)である、とシェイクスピアなどを読むと思うけれど、また別の話(失礼)。
     昨年の公演は途中からの観劇で、リアル劇なのかどうなのか判別する材料を得なかった。今回拝見した結果、リアリズムである。が、どこか、その場面から浮遊してどこか異次元に飛ばなくもない雰囲気を醸す瞬間がある。微妙な、意図の判然としない、けれど鋭利な刃でサッと切れたような(流れる血にも気づかない)ドキリとする台詞があったり、不安定なシチュエーションが注視を促す。もっとも二人の男女にはどうやら信頼、そして愛がみえ、現在に影を落とす過去への言及を経て、ハッピーエンドである。過去の不幸な出産が台詞(のない反応)で仄めかされ、最後の景で影を払拭される訳だが、妻の心象風景を描いた芝居だったのか、とも思えたり、解釈を多様に許容する空白の多いテキストが、想像力をたくましくさせる。他の作品も観てみたいと思った。

  • 満足度★★★★

    90分強
    僻地のアパートに二人で暮らす人生崖っぷち(?)の晩婚夫婦の話。
    重い要素満載なれど、見終わった後いくぶん心が軽くなったのは、私と年が近いうえ、私と同じく乗り越えるべき課題が山積みのこの夫婦がどこか楽天的で、逆境に置かれながらもめそめそし過ぎず明るく生きているせいか?
    そんな夫婦を描いた本作、二人の暗いバックボーンに重きを置きながらも、私にはちょっとした人生讃歌のように感じられたもの。
    ひたすら重かった前回のアゴラ公演『漂着(island)』より、ずっと私好みの作品でした。

    ネタバレBOX

    熱くはないけどしっかりと温かい関係を築いている晩婚夫婦。その間柄が途中から嫉ましくなってきた(笑)。
    面白かったのは、二人の間に割り込んできて暗い過去を思い出させる元クラスメートの男の職業。
    N●Kの契約取りって、タイムリーな上にどこか悲哀を感じさせて、絶妙でした。
  • 満足度★★★★

    猛暑の風景
    夏は暑い京都から来た劇団らしく、定番の風鈴の音とセミの声と扇風機をBGMに、水不足と猛暑をどうしのぐのかを男女3人それぞれの視点から会話と表現さを作者からの解釈なりにできたのがよかったし、見てよかった、95分でした。

  • 満足度★★★

    日常?非日常。
    日常ではあるけども、そこに非日常も入っていきます。

    ネタバレBOX

    あのちらかしようは、どうとったらよかったのかな、
    酷暑でけだるく、(ごみ屋敷的な)片付けるのもおっくうなのかな。
    友人の出現で何か変わるか。過去のいきさつが根にあって、この人間模様。
    でも、友人がかえると日常に戻っていくのです。

    亮、人間臭くていいけど、早く仕事を探そうね。
  • 『渇いた蜃気楼』
    心理劇。観劇後に脳裏での反芻感。蜃気楼が襲ってきたり、蜃気楼であることを祈ったりする作品。

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