満足度★★★★★
それでも踏ん張って生きる それでも老いる。
すばらしい作品 人が生きる事 老いる事 それでも踏ん張って生きる人の心 それでも老いる事実。 観やすく笑もいっぱいアドリブかな? “お味噌持ってきて、よいしょ えーー樽かよ”(バカウケ) も入れながら、最後へつなげていく、終盤のシーン 鈴が倒れる意識が戻った時 お母さん。(鈴が子供に戻り、鳴子に抱きつく) このシーンで思いっきりカウンターでやられました。綺麗事で終わらない、それでも老いる事実、現実。もう一度観たい 感動いたしました。 素晴らしい作品です。
満足度★★★★
ボクシングを
扱った舞台を初めて観た気がする。リングを思わせる素舞台での会話劇。テレビの音声や家族とのやりとりが、一人芝居と影の声のような演出で興味深い。女性だけの出演で、男性の台詞に面白い試みがなされていた。最も若い小坂愛さんが最年長の役というのも面白い。ちょっとしたアプローチで、確かにお年寄りに見えるから大したもの。それにしても、ボクシングを題材にしながら、タイトルは楽器という不思議。そこに主人公の名前が絡んでいるという仕掛け。そのセンスに笑った。客演の笹本順子さんが芸達者でアドリブにも笑った。老いとは何だろう。親子とは、家族とは。恩師と教え子とは。結局は、生きるということを考えさせられる。名前で呼び合う育ての親と養女。互いを本気で思い、叱咤激励したり介抱したりする瞬間の力強い呼び捨てが心に響いた。次の公演も期待する。
満足度★★★★
女性の意識とは何か?
素舞台で、衣装は、トレーニングウェアで、小道具は、いすと、タンパリンなどの楽器も、90分間、女性4人出ずっばりながらも、なぜ、ボクシングをやりたいのか、進化なのか、健康維持なのかという4人それぞれのエピソードを交えながらも、前に向いて進化するという表現さが光った、90分でした。
満足度★★★★
九州戯曲賞
四人の演技、照明音響のみで見事に「世界」が立ち上がる。50㎝ばかり上げ底の床がやや広めのリングに見える、だけが工夫と言えば工夫と言える素舞台で。何より脚本が力強い。種の欲求、美醜、欠片と全体‥といった壮大な思想から卑近な日常に潜む虚無感にも鋭く目を向けながら、多少無理のある女性4人のボクシンググループ(?)のコミカルで/テンポの良い/スポーティなお話は立派に大団円を迎えるのであった。
満足度★★★★
シャドーボクシングは圧巻♪
ボクシングジムに通い詰め、ミットで拳の血管を切りまくって身につけたシャドーボクシングは圧巻♪
女優さん4人ですが、どなたもボクシング経験者って感じに見えました!
喜寿を迎えたおばあちゃん・丹波鈴役を一番若い?女優さんが熱演され、配役が面白かったです。
挑戦し続ける事、必要とされる事、みんなが少しずつ向上していく事で、進化してゆく…。
喜寿を迎えた元生物教師・丹波鈴さんが、ご高齢にもかかわらず、強くなりたいとボクシングに挑戦し努力する姿、凛々しかったです。
満足度★★★★
丹波鈴(たんばすず)76歳。
「タンバリン」っていうタイトルが観終わったあと妙に胸に響いてきました。。
自分の年齢的なこともあって、色々考えさせられるところもあるんだけど、生きる勇気は与えてくれるというか。。
たくさんの観客で観るとより楽しい・・といった感じなので、みんな観て欲しいな。。