天邪鬼 公演情報 天邪鬼」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.3
1-20件 / 20件中
  • 満足度★★★★★

    天邪鬼
    何回も観たけど
    この会場でのこの日のものが最高に良かった。

    音響、照明、色々とすべてにおいて素晴らしかった。

    天邪鬼の世界に似合う劇場でした。

  • 満足度★★★★★

    天邪鬼
    柿喰う客の本公演は1度観ただけでは詰まってるものを拾いきれないことが多いけど
    今回はまた一段とそんな作品。


    結局5回も観てしまったのだけど
    それでもなんだかよくわからないのです。

    こんなこと書くと
    そんな作品どうなの?と
    思うかもしれないけど
    私にとってはとっても面白くて好きで
    やみつきでした。

    ネタバレBOX

    でも嫌いな人もいるはずだから観てみないとわからない。


    今回は開演前の(開演してると思うけど)
    ところでも
    「来るもの拒まず 去るもの追わず」と言っていて。


    『天邪鬼』は中屋敷さんが今までのものより
    お客さんのことを考えずに書いたものとパンフに書いてあり
    前述の言葉が響く。


    それなりの覚悟を持って
    来年10周年を迎えるこの団体が打ち出してきたもの
    私は好きと思える作品で良かった。


    前回の『世迷言』、女体シェイクスピアはそこまでガツンとこなかった。
    世迷言は好きだったけど
    そこまで衝撃的ではなく。

    それが今回の『天邪鬼』は『無差別』に近い衝撃を感じて
    また観たいって欲が出た。

    劇団員だけというのも良かった。
    世迷言客演の笹井さん、トミーさん、あっちゃんも良かったのだけど
    柿喰う客劇団員のユニゾンの強みは
    普段からの意思の疎通や共有がなせる技なのかなと思う。

    公開稽古でウォーミングアップとしてやっていたゲームが高度過ぎて
    アレを見ただけで他所の劇団とは意識が違うのかなって感じる。


    初日観たあとは本当にどっと疲れて
    (梯子観劇だったというのもあるけど)
    ビックリした。

    感想もまとまらない。
    でもこういうのが私にとって好きであり良い作品なんだろうな。
    何がどう良いかわからないんだけど
    また観たいと思えるっていう。


    涙が出る意味もわからず
    ただ圧倒される。

    「拍手はどうかご容赦ください。それは閉幕の合図」
    ここのあまのじゅんやくん(玉置玲央さん)の圧にやられる。
    虚構の世界に居させてくださいって懇願。

    って思ったらしょうじきよしくん(永島敬三さん)の
    「僕は本当は帰りたい」からの告白。

    怖い。
    何が実で何が虚なのか。
    子どもなのか大人なのか。
    もう何が何だかわからない。

    いつもより笑いの部分が所々に織り交ぜられていて
    こちらの気持ちが緊張と緩和の繰り返し。

    それで余計に何だか
    わからなくなってる気もする。
    演劇的に何とか効果とか言うんだろうか。

    育児放棄、幼児虐待、人種差別、侵略、戦争、
    今の世の様々な問題の要素が含まれているのだけど
    さらっとしているようにも感じる。

    (しょうじきよしくんが灰皿代わりのすり鉢で殴られるところが3人っていうのは
    前に聞いたその行為を軽く見せる効果なのか?
    逆に重く見せてたりする?)

    例えばポツドールの作品とかはすごく湿り気をかんじるのだけど
    柿喰う客が残忍なことをしてるようなのでも
    さらっとして見えるのは台詞のリズムとかが現実とは離れてるせいなのか。

    圧倒的フィクション。

    はじめて観た時、
    あまのじゅんやくんはしょうじきよしくんが造り出した人物なのかなと思ったりした。
    しょうじきよしくんは劇作家きどりってことだし。
    最後の感じも。
    月と太陽みたいな関係?
    二面性みたいなの?

    でも何回も観ると
    違う?と思ったりもして。
    わかんなくなってしまった。

    ワケわかんないんだけども。
    惹かれる。
    なんだろうか。
    大好きです。
  • 満足度★★★★★

    濃密な時間
    ひと目でウソだとわかる虚構らしい虚構。独特のリズムで放たれるマシンガンのようなセリフ。身体性の高いステージング。

    象徴性の高い物語にどっぷりひたる、たった90分とは思えない濃密な時間だった。

    ネタバレBOX

    子どもたちのイマジネーションが具現化し、戦争の道具となる。生き延びるために続けざるを得ない「ゴッコ遊び」の桃太郎が、撃ち倒すべき鬼とは何だったのか。

    いやそれ以前に、少年たちのリーダー「あまの・じゅんや」とは何者だったか。彼だけが、内部被爆を受けず、桃太郎やシンデレラであり続けることを迷わない。

    幾重にも重なり続ける虚構は、それなしには生きられなかった少年の叫びなのかもしれない。

    しかし、膨大な「言葉」が紡ぎ出す神話めいた物語の意味を追おうとする前に、生身の役者の放つ熱に圧倒される。

    象徴性の高い物語の中で描かれたある種の「痛み」は、観客が目を背けることを許さない。
  • 満足度★★★★★

    柿喰う客『天邪鬼』
    柿喰う客「天邪鬼」、現実と妄想を行き来しつつ作用し合う様子に、フィリップ・K・ディックの小説を連想。家庭、社会、教育…様々な問題意識を含みながら、徹底したエンターテイメント。役者の、身体のキレキレ・精神の切り替え・演出との連動、そして共演者同士の一体感。凄まじい。

    柿喰う客「天邪鬼」、アラバールの「戦場のピクニック」にも通ずるところが。人が死ぬ場所に遊びを持ち込む、ナンセンスかつ皮肉。ひょっとすると岸田とか取れる可能性も。
    大垣スイトピアセンターにて、今日14:00大千秋楽、17:30からは観客同士で意見を交換し合うワールドカフェ(無料)。

  • 満足度★★★

    言葉のリズム感
    オープニングのれお君の導入部分の言葉のリズム感は、やっぱり柿の独特な雰囲気でとても良い感じだった。

    ただ、本多劇場にあの舞台だとちょっとチープな感じがして何か物足りない感じがしました。

    もっと小さい舞台で、同じ作品が見たいかな。



  • 満足度★★★

    天邪鬼
    俳優のフォーメーションで魅せる約90分。並外れた想像力を持つゆえ戦争利用される子供たち。想像力が善悪双方に作用し、虚実の境は常に曖昧。肉体と対照的。観客を挑発する姿勢が好き。照明が雄弁。想像力で身を守る少女たちを描いたマームとジプシー「cocoon」と重なった。

  • もっともっと刺激的な柿が観たい!
    妄想が広がる子供の頭の中を描いた作品
    子供の残酷な一面が見えたり、純粋な一面が見えたりするファタジー⁈
    相変わらず仲屋敷さんの面白い発想で楽しめました♪

    シンプルな舞台に役者さんだけで魅せる
    一人ひとりが魅力的な役者さんばかりなので
    可愛い衣装に独特な台詞と動きを見ているだけで楽しめます♪

    久しぶりに玉置さんを見ましたがやっぱりキレキレですね!

    私が観劇を始めて間もない頃に玉置さんを初めて見て衝撃を受けた
    つかこうへい作品「飛龍伝」またやってほしいなぁ!

    作品自体は今までに比べると少し大人し目な感じでしょうか?
    もっともっと刺激的な柿が観てみたい~‼︎

  • 満足度★★★★

    キュルッ
    柿でしたね。

  • 満足度★★★★★

    色んな意味で天邪鬼
    やっぱ演出は天下一品!「この指、止まれ」で集合するシーン、むっちゃ格好良いよなぁ~。特撮の戦隊モノでも観ているようで秀逸。また、そもそもの「設定」が良い意味で漫画的に斬新で、展開への期待で胸躍りました。ただ、普通こういう設定にしたらキャストの「活躍」を期待しちゃうんですが、そこら辺、一筋縄ではいかないのがタイトル通り天邪鬼なのか、中屋敷氏の味なのか。何か序章がずっと続いていく感覚が当初やや欲求不満で、見た後、シリーズで続きが観たいと思ったが、これはこれで、ある意味、単純な活躍を通り越して精神的な内面に切り込み、シリーズ物の終盤に一気に持っていった・・・と言えるかもと思い始める。ただ、この設定は正面から深く切り込むと、かなりエグイ話になるところ、エンタメ重視で整えている辺り、優れたバランス感覚なのかな。ま、お話に対する個人的評価がゆらゆら揺れつつも、結局、演出と鍛え抜かれた役者のパフォーマンスにハート持って行かれていて、始終楽しめっぱなしだったのは確か。あ~楽しかった。

  • 満足度★★★★

    世界観、物語、面白かった♪
    初の柿喰う客さん!
    世界観、物語、演技、どれも良かった♪

    子供の空想・演劇が実体化。
    子供達は空想する事で、無敵の軍隊に…。
    独創的な世界観で紡がれる物語!
    とっても楽しく拝見しました!
    カミを笑いにするなど、安定した演技。

    アフタートークで明かされた(気づきませんでしたが)不発に終わったアクションがどんなものだったのか、気になりました。

    ネタバレBOX

    とっても楽しく拝見!
    独特な世界観を表現、個々の役所の回想シーンなど、少し盛りだくさんな印象(もう少しスッキリした方が好きかも)。

    そういえば、降板された深谷さんは桃太郎の何役だったのか?気になります。

    アフタートークで明かされた、前説のお母さんの真実…も面白かった。
    いろんな意味で天邪鬼に対する、こだわりを感じました!
  • 満足度★★★

    後列だったからかな・・・
    もうちょっと前で見たかったな
    残念ながら途中で意識が遠のきました。年のせい?

  • 満足度★★★★

    純度高めながらもキャッチー
    劇団員のみの構成で、純度高めながらもキャッチー。複数の人間が同時に同じ台詞を吐く演出がやっぱり好きだ。迫力の演技とライティングも格好良かった。ただ、時折入るノイズのような演出があんまり合わない。リズムの問題なのかもしれないけど、合わないものは合わない。

    ネタバレBOX

    物語の重要要素で出てくるイマジネーションのくだりが、スーパー戦隊シリーズの列車戦隊トッキュウジャーの設定とほぼ被っているのも少し気になってしまった。子供の想像力は無限大みたいなありがちな設定なので被ることもあるのだろうが。。。気になったものは仕方ない。
  • 満足度★★★★

    普通に面白い
    コスパを考えると微妙な感じもしますが。
    終盤は同じテンションに先が読める展開、笑い所のオチも先読みできるし、くどかったかな。

  • 満足度★★★★

    演劇のパワー
    「あまのじゃく」って普通に「天邪鬼」って書くんですね。
    あまりにも「柿喰う客」で演りそうなタイトルだったので、
    創作当て字かと思った。
    それはさておき、子供のイマジネーションによる戦争の物語。
    まさにタイムリーな素材。
    妄想と現実が入り乱れ、結局何が現実なのか。
    それとはまた無関係に、演劇の持つ「パワー」を改めて味わいました。
    深谷さん産休中、現劇団員メンバーでは最後の公演ということで、
    次回、新メンバーでの公演も楽しみです。

  • 満足度★★★★★

    素晴らしかった
    シンプルな舞台セットなだけに役者さんを堪能!展開が早いので途中置いてけぼりになりそうでしたが満足な90分間でした。

  • 満足度★★★

    「演劇」が凶器に?
    中屋敷法仁さんの脚本には注目していた。演劇は想像の世界に遊ぶこともできるファンタジックなものなのだが、子どもの戦争ごっこが実際に戦争に使われ、子どもが戦闘員に差し向けられるとは。いやあ、その空想と現実の融合にまずは、脱帽です。

    劇場を出た後、「ああ、もう少し舞台の世界にいられたらな」という場合と、「ああ、これが現実でなくてよかった」と現実世界に安心する場合とがある。今回は、「あれは芝居でよかった」と思いながら下北沢駅の改札をくぐり、いつもの電車に安心感さえ感じてしまったのである。

    舞台上はとてもシンプル。役者の演技力を真正面にぶつけて勝負するという感じだ。出演者たちは実力派揃いで、せりふも明瞭、テンポもいい。
    だが、せりふの進行がとにかく速すぎてついていくのがやっとという場面や、説明調の部分もあって気がそがれたのが残念だった。
    ギャグの「不発弾」も気になった。


    ネタバレBOX

    開演前、「携帯電話の電源を切らなくてもいいです。携帯電話の着信音で芝居が妨げられた場合、私たちは芝居を中断し、再開するかどうかを検討致します」という趣旨の話があって、おもしろかった。芝居を台無しにするのはお客の方だぜ、ということなんだろうね。これも「天邪鬼」の芝居に含まれているか(笑)
  • 満足度★★★★★

    皆様に是非観て頂きたい
    素晴らしかったです!
    小道具使わず舞台美術もシンプルに、役者さんの身体だけで見せる魅せる!
    展開が速いのでついていくのに必死でしたけども。
    これだけのめり込んで観られる舞台もなかなか無いと思います。
    90分の舞台、終わってしまうのが惜しかった。

    柿さんは皆さん演劇が大好きなんだなぁという情熱が伝わってきて好きです。
    帰宅してから事前予約の特典で頂いた脚本を読んで2倍楽しい!

  • 満足度★★★★

    流石は柿喰う客さん!
    黒い園児の衣装でPCとも紙芝居とも
    思える空間に、言葉と肉体の動きだけで90分間威圧感のある舞台は流石。
    無差別から毎回驚かせてくれます。
    中屋敷さんは今回、台詞も大変な所もあり、見処であり笑どころ。
    笑える部分も不思議と盛りだくさん。
    永島さん、玉置さんの2面鬼です。
    深谷さんが居たら
    別ものになってたりして?
    演劇界って戦場に宣戦布告みたいに

  • 満足度★★★★★

    演劇が楽しいと再認識しました。
    「演劇」という会社の新作展示会を観ているのではと考えてしまうほどに、言葉も動きも新鮮で印象的でした。演劇とはこれまで楽しいものだと改めて教えてもらえる新発見ばかりで充実した楽しい90分間でした。お勧めです。

  • 満足度★★★★★

    スゴイ♪
    やっぱり柿喰う客はスゴイ!
    兎にも角にもこの一言だ。
    初日で展開もけつまつの解らないのにもかかわらず
    溢れ出す涙が止まらなかった。

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