『櫻の園 Japan mix』『父帰る2015』 公演情報 『櫻の園 Japan mix』『父帰る2015』」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
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  • 満足度★★★★

    感動!
    伊藤洋三郎さんの飄々とした父親に、激しい感情を前面に出す長男の木下政治さん。この二人の確執を軸に次男、長女を巻き込んだ葛藤。その家族の心の動きを妻役の山本みどりさんが見事に表現していた。観客席から啜り泣きも聞こえてきました。私としては木下政治さんの熱い演技に拍手でした。

  • 満足度★★★★

    『父帰る2015』は,結構面白かった。
    『父帰る2015』は,結構面白かった。

    原作は,菊池寛だ。

    本作品によると,次のような物語だった。

    不景気で下請け工場は借金にまみれた。かつて,不倫になりそうなになったが,結局は寿退職を見送った女性がいた。二人は,自殺の名所で再会し,燃え上がり,やがては離別する。

    生き場を失った男は,三人の幼い子どもと,妻を捨てて,東北でホームレスをやっているところを,イカ釣り船に拾われる。そこで,震災で,未亡人となった女性と次第に仲良くなってしまう。

    しかし,時が来て,父は,捨てたはずの家族のもとに一時的に戻る決断をする。

    一番苦労した長男は,父を許さない。しかし,大なり小なりサンザンな目にあったはずの,ほかの連中は,人間としての間違いはあったが,父は父であると認めてしまう・・・

  • 満足度★★★★★

    父帰る2015
    現代に置き換えたことで、リアリティと迫力が増したと思います。最後のシーンはグッと来ました。

  • 満足度★★★★

    『父帰る2015』観劇
    良い意味で微妙な感覚に陥りました。

    ネタバレBOX

    事業に失敗して自殺しようとして家を出たお父さんが失踪するきっかけとなった13年前の様子を『温泉場小景』を使って描き、その後流れ流れて東北へ行き、漁師となったお父さんが東日本大震災を経て、家族を亡くした女性から家族があるなら帰ったらと言われ、背中を押されながら帰って来てからを『父帰る』で描いた話。

    人情の機微を突くシリアスな進行の中にギャグやコントようなコミカルな要素を挟んでくるのですが、ちょっと大袈裟過ぎたりして微妙にずれている雰囲気の作品でした。

    ただ、完全に滑っているわけではなく、ツボに入りそうで、受け入れざるを得ない困った感覚になりました。

    ラストシーンの、押した後で引く駆け引きは効果的でした。石巻の食堂の女姓と一緒になると言って出て行かれると、そりゃあ追っかけますね。

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