新しい祝日 公演情報 新しい祝日」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.4
1-11件 / 11件中
  • 満足度★★★★★

    永遠の祝日・・・
    爽快な気分で劇場を出ることが出来ないのがイキウメらしさ。と、私は思う。
    今回も、1ヶ月以上経つのに色々なシーンが思い浮かび、考えさせられています。

    ネタバレBOX

    段ボールでできた机や椅子。劇場に入り、舞台を観るだけでドキドキしてきた。
    私自身、忙しすぎて何のために日々暮らしているのか分からない状態で観劇したものだから、道化の言葉が心に刺さった。

    赤ちゃんにとって、母と父(「慈愛」と「権威」)の行動はあんな感じなのだろうか?と、そんな視点で考えたことがなかったので、苦笑してしまった。
    そして、その世界で生きるために「真実」から目を背けるしかない状況に追い込まれていく。
    部活で表現される集団行動。折り紙の折り方で表現される出世。
    そんなに好きでもないけど、まぁいいか・・・みたいな妻が「愛憎」という役名なのがしっくりきて(笑)

    現実世界をちょっと違った視点でみる閃きは、前川さんだからできるのだろうと、大阪まで観に行った価値を感じました。
    私も立ち止まってしまうと、道化にあの世界へと誘われてしまうかも・・・。

  • 満足度★★★★★

    まとも
    チケット代が高い高いと敬遠していましたが、行って良かったです。こういう、まともな演劇を、ずっと探していました。

  • 満足度★★

    ストレート?
    一周まわってストレートになってしまったのかな。自分好みではありませんでした。次回作に期待

    ネタバレBOX

    肩書きとかに囚われてるけどそれってどうなの?、って聞かれてるような。
    前作も自分を信じられない人間への皮肉のようなものともとらえられたのですが、最後突き放されながらも心に響くものがあったんですが、今回はそういうのがなかったので、単純にしか感じられなかった。
  • 満足度★★

    新しい祝日
    こんな説教臭いイキウメは観たくない。もっと芳醇なものをみせてください。複雑な後味が残るものをみせてください。

  • 満足度★★★★

    現実って?
    真実って何??時の流れに身を流せることが良い事なのですか?と問いかけられたような舞台でした。毎日が祝日になるかも(笑)客入れ時の音がこれから始まることの導入をしてくれていましたね。

    ネタバレBOX

    ヤマダくん役の澄人さんは何者かと検索しちゃいましたよ!!
  • 満足度★★

    もっと毒を効かせてほしいと欲が出る
    前川さんのイキウメにしては、あまり意外性がないのが意外でした。

    浜田さんが主役なのは、個人的に嬉しかったのですが…。

    いつもの群像劇風な感じではなく、主要キャストが、浜田さんと安井さんのお二人というのは、構成的には新鮮でしたが、それが、逆に、前川風味を抑えてしまったように感じました。

    部活のシーンが、長くて、単調なので、もちろん、その単調さが、テーマだったのだろうとは思いつつ、眠くなりました。

    ネタバレBOX

    相変わらず、セットが気が利いています。

    会社で一人残業をする男に、親友だと名乗るピエロ風な男の姿が見え始め、やがて、二人は、会社員の男の半生をタイムスリップして行きます。

    男が、学生時代の部活で、一体何部なのかわからない、終始、アップの繰り返しに、疑問を感じながらも、迎合して行く様は、多くの人間の生き方を象徴して、確かに胸が痛むのですが、あまりにも、そのアップの単調な動作が繰り返され、さすがに、途中で、眠気が誘発されました。一人の部員が、嫌気がさして、自殺するのも、前川さんなら、もう少し、ひねりを効かせた描き方ができるのではと、ちょっと残念に思いました。

    これなら、他の作家でも容易に描きそうな構図で、イキウメらしからぬ、王道なストーリー展開に、やや物足りなさを感じてしまいました。

    最後に、空っぽの箱の山が残り、道化の男は、「もう大丈夫だよな」と男の元を去り行き、一人残された男が、段ボールに書かれた机の側面を、絵合わせゲームのように、重ねて行くラストシーン、あれは、どういう未来を象徴しているのか、私の固い頭では、ちょっと理解でき兼ねました。

    惰性に流されて生きて来たことを悟って、明日からの生活に、何か変化があるのか、否や?

    何となく、今回は、私の好みから言えば、消化不良なイキウメ。
    もっと、毒に満ちて、でもその先に、人間同士の愛情や信頼が見え隠れする、そんないつものイキウメタッチの方が好みです。
  • 満足度

    残念…
    いや~  参った。。    まったく意味わからんかった…  

                                             1・5点

  • 満足度★★★★

    ネタばれ
    ネタばれ

    ネタバレBOX

    キウメの【新しい祝日】を観劇。

    久しぶりの新作。

    深夜遅くひとりで会社勤めるしているサラリーマンが煙草にライターで火をつけようとするのだが、なかなかつかない。何度もライターでカチカチしているのだが、それでもつかない。
    そしてそのサラリーマンがカチカチした瞬間に異次元に入り込んでしまい、そのサラリーマンの前に現れたピエロと共にもう一度自分の実人生をやり直すのである。

    我々観客への生きるとは?についてのメッセージを含んだ作品だ。
    何時も周りに同調してしまい、己を捨てて、社会を優先してしまう我々の人生は果てして良いのか?という事が大まかなテーマである。
    自分の心の声であるピエロと偽りの自分とが常に一緒に人生を歩んでいくのだが、心の声のピエロは何時も正しい導きをしていくのだが、自分は自身への背信行為ばかり犯してしまい、遂にその事にすら気がつかなくなってしまう怖さを描いている。
    何時もに比べると世界観が小ぶりだが、小ぶりな分だけ観客の心は鷲づかみにされたようだ。

    お勧め。
  • 満足度★★★★

    ハマると妙に癖になる話。
    話の掴み所がよくわからず、冒頭からしばらくは頭上に盛大な「?」が浮かび上がるも、「?」の先端から見えてきた、集団と個人の関わりが現実社会と無縁とは思えない摩訶不思議な世界、というか。
    これまでの世界観とは違う、話がギュッと詰まったような舞台だった。
    最初のセリフ運びがハイバイみたいだなとも思ったが。
    いつも通り、舞台の小道具や衣装もシンプルで綺麗。
    あの動きは新しい体操として授業に導入すべきw
    約100分。

  • 満足度★★★

    薄味やね
    もっと煮込まないと旨味成分出ないよ。

    ネタバレBOX

    部活のくだりが長く感じたんだよなぁ。
    眠くなっちゃったよ。
  • 満足度★★★★★

    イキウメさんらしい思想劇
    イキウメさんの新作『新しい祝日』(休憩なしの100分)2日目ソワレの舞台を、雨上がりの東京芸術劇場シアターイーストで観劇。イキウメさんは、5月のシアタートラム『関数ドミノ』以来、シアターイーストで観劇は7月以来です。前川さんの脚本は通常の演劇的物語世界の固定観念を壊して、一種の空想世界、思想世界に観客を導きますが、本作も一種のエンターテイメント性十分(主演の浜田さんが、安井さん演じる友人?に終始振り回されるのが楽しかったです。)の思想劇というふうに理解しました。劇団としてのイキウメさんの特徴は、役者さん達の演技の確かさと、チームワークの良さで、作演出の前川さんの無茶ぶりな脚本と演出に応え、素敵な舞台を立ち上げるところですが、本作でもそれが遺憾なく発揮されており、さすがイキウメさんという舞台でした。終演後にパンフレットを読んだ際に、役者さん達の役名が固有名詞でなく、一般名詞が使われていて、それが劇の役の行動発言と実に対応しており、中々面白かったです。

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