アメリカン・ドリーム 公演情報 アメリカン・ドリーム」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
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  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    日本では密室拷問が当たり前の赤狩り時代
    アメリカンドリームを叶えた者と叶えようとする者の捉え方の違い
    叶えた者が更なる高み目指す貪欲な執念
    ま~いろいろ良かったです

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    1940年代後半のアメリカを舞台に、エリア・カザン、ベルトルト・ブレヒト、ダルトン・
    トランボをモチーフにした映画人たちと、“赤狩り”にまい進する非米活動委員会の2人の間で
    起こった対決を描いたド直球の会話劇。

    事前に作者が説明するほど、笑いの要素は少なくはなかったけど、テーマがテーマなので
    激しいやり取りも結構あったりでいい感じの緊張感がありました。

    ネタバレBOX

    自分には映画作りこそが何よりも大切だと確信する者、聴聞を徹底的にけむに巻いて意味を持たない
    ものにしてしまおうとする者、自由の国アメリカ合衆国の憲法に従って自身の良心を貫き通す者、
    いろいろな立場はあれどみんな自身の信念に従って歩む道を決め、全てを引き受ける覚悟を
    しきっていたので観ていて嫌な気分にはならなかった。

    観ていて嫌な気分、で思い出したけど、聴聞委員の2人もそれぞれに信じるものはあれど、狂信的な
    主義主張とは無縁だったので辟易しなかったのは幸いだった。今が“赤狩り”の時代とはよく言われてる
    けど、「アメリカン・ドリーム」の世界とはその1点が違うかも?

    個人的に印象に残ったのは、徹底かつ確信的なコミュニストの“マイスター”と呼ばれるドイツ出身の
    脚本家で、さんざん委員たちをおちょくって聴聞自体を無意味なものにしようとする半面、

    「いいことを教えてあげましょう」という言葉から始まる「アメリカは自由の国だから惹かれて
    やってきた」「でも今の姿は私が過去にドイツで見てきたファシズムそのものだ」とフザけた態度
    まるでなしのシリアスな口調で行われた一連の告発には「あなた、真面目に話せるんじゃん」という
    驚きとともに、「全くその通りだな」という思いが同時に襲ってきて気持ちが落ち着かなかったよ。

    ダルトンが別のペンネームで脚本を執筆して悪夢の時代を乗り切ったとか、史実に忠実な部分も多数
    あるほか、同時代のあの作品この作品の名前もバンバン出てくるから、同時代の文化に関心がある
    人(特に「ジョニーは戦場へ行った」などダルトン周辺に関心がある人)にはさらに興味深く観ることが
    できるんじゃないかと思う。

    個人的に、強硬寄りの委員が誰もいなくなったタイミングで「こんな暗黒の時代がいつまでも続くとは
    思っていない」と告白した場面で、そっか取り締まる側も当たり前ながらそう思ってるんだな、という
    思いと、そこまで確信してても流れに逆行していくのは難しいんだな、という思いが頭に浮かびました。

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