満足度★★★★★
潮騒が聞こえる・・
殆ど5人の役者であの空間を埋めたのはお見事!
舞台美術とSE、そしてあの演出に時折、劇団桟敷童子の舞台を想起しながら、ベタともいえるノスタルジーの世界観を思いのほか堪能した。
満足度★★★★★
人情話と思いきや、、、 (追記しました)
所謂「演劇」らしい「演劇」。それも人情もの。
始まった瞬間、苦手なタイプの作品に来てしまったと思った。
そういう作品は観ていてこっちが恥ずかしくなるからだ。
だが、観ている内にどんどん惹き込まれていった。
何度も目頭が熱くなった。
観終わった後も、瞼が潤み続けていた。
と言っても、作品のスタイルは最後まで変わらない。
つまり、そのスタイルがあまり好きではない者をも納得させるだけの強度のある作品だったということだ。
(裏を返せば、人情ものが好きな人には文句なくお薦めできる。)
役者さんの演技がとても良かった。全員良かった。
作・演出は東憲司氏。間違いない作・演出。素晴らしい。
<ネタバレにの最後にヒロポンについて追記しました。>
追記を書いて思い直すと、この作品は、表面上人情話に見えるけれども、実は反人情話なんじゃないかとさえ思えてくるから不思議だ。
満足度★★★★★
大切なもの
初日を観ました。桟敷童子の東憲司さんとベテラン俳優さんとの息がぴったりでした。今の時代に失われていた人の温もり、匂いが舞台上から体感することが出来ました。まるで映画を観ているスピード感、俳優たちの情感が1時間40分間絶えることなく伝わってきました。装置、音楽、照明含めて、このお盆休みに素敵なプレゼントを貰った一日でした。