薄桜記 公演情報 薄桜記」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 5.0
1-1件 / 1件中
  • 満足度★★★★★

    有名作なんですね、知らなかったです。
    ドラマも映画も・・・・

    さて、そーゆーわけで何の予備知識も無く観劇できてラッキーでした。

    第1幕 1時間10分
    休憩  25分
    第2幕 1時間10分

    う~む歌舞伎みたいに休息時にお弁当の摂取が楽しめるでしょうか(^^)

    ネタバレBOX

    作品としては良く完成させてあったけど・・・

    悲恋だし悲劇だし=主人公の人生悲惨だと思うなぁ・・・・

    殺陣や衣装や主人公のしゃべり方、
    登場人物の所作など完成度は高いなぁって思えたです。

    2幕開始からの吉良上野介さんのキャラクターは楽しかった(^^)

    産経新聞夕刊に連載された五味康祐の時代小説が原作

    旗本随一の剣の遣い手と名高く、器量も良いと評判の直参旗本(300石)=主人公、丹下 典膳(たんげ てんぜん)。上杉家江戸留守居役・長尾権兵衛の娘=千春と結婚してふた月で大坂城番組を命じられた典膳の留守を守り、離れ離れの生活を送ることになる。いつ何時も家来への思いやりを忘れない心優しい人柄であり、周囲や下人が羨むほど仲睦まじい夫婦仲であった。しかし舞台の冒頭で起こる火事のさなか千春と幼馴染である上杉家家臣=瀬川 三之丞(せがわ さんのじょう)に手篭めにされ、千春の不義密通の噂が町中に広まる。その噂を耳にし江戸に戻った典膳は妖狐の仕業に見せかけ、千春に対する醜聞を一蹴させた後に離縁する。離縁を申し入れに長尾家へ赴いた際、千春の兄である長尾 竜之進(ながお りゅうのしん)に斬りつけられ左腕を失う。だが妻の家の家名を汚さぬようにと浪人者に襲われた事にするのであったが、左手を失った事が武士としての遅れである=あるまじきことといえると公儀より断じられ、丹下家はお家断絶と沙汰が下されます。下人らを亡き母の実家がある三河に帰らせた後、深川の長屋で自らを師と仰ぐ中山 安兵衛(なかやま やすべえ)と共に浪人暮らしを始める。知心流の面々との斬り合い後(今舞台では割愛)、長屋を辞去し白竿屋の用心棒になる。1幕の最後は松の廊下の刃傷であります。その後、上杉家江戸家老=千坂兵部(ちさか ひょうぶ)の頼み=遺言で吉良上野介の警護役を引き受けるが、高田馬場での助太刀を見込まれ赤穂藩の堀部家(400石)に婿入りした安兵衛が、吉良邸討ち入りの障害となる典膳を討ち入り前に呼び出し、屋敷を今晩だけ離れるようにと薦めるのだが、丹下は承諾せず二人は雪の降る夜に切り合いをする事になってしまうのであった。

    舞台では死に場所を求め流離っていた丹下が、安兵衛の手によって望みをかなえるという風な演出になっていました。雪の降り積もらないように安兵衛が傘を立てた典膳の亡骸を見つけた千春が寄り添い暗転し、ふたつの小さな雪山に雪が降り続けて二人は共に同じ世界で結ばれたんだろうと終幕となります。

    丹下家が取り潰しとなった後、上杉藩での仕官も望めば出来たであろうが。腕を無くした経緯を勘ぐられない様にと浪人の道を選んだ事が誤りなんだろうなぁ・・・とか思うけど、武士という生き方を体現する典膳には他の道は選べなかったろうし、悲劇は必然な作品でしたね。子でも成してたら、また違った話になったろうなぁ。(子連れ狼になったりして(^^;)


    話知らなかったから、左手無くして浪人になったんで。ついでに片目も失って名前も左膳にでもするのかとか思ってました・・・(^^;)浅いなぁ思考が・・・。

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