景色のよい観光地 公演情報 景色のよい観光地」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.0
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  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    AIスピーカーSiri(?)をナレーションに使うのが巧い。AIは見ていた、的な余韻。

    東京で鍼灸師をしていた平原テツ氏は遠く田舎の山間にある観光地で現代的なお茶屋をオープンさせる。BARのようなカウンターでスタイリッシュな内装。昔からの友人の田村健太郎氏が調合調理を担当。各地から取り寄せ厳選した茶葉をハンドドリップで淹れる。拘り抜いた味と香り、お茶請けにも凝っている。
    よく顔を出す近隣の旅館で働く安達祐実さん。
    六本木でオーガニックレストランを経営している宮﨑秋人(しゅうと)氏は平原テツ氏の施術じゃないと駄目だとわざわざ東京からやって来る。
    台湾人、吳静依(ウー・ジンイー)さんも花を添える。

    平原テツ氏はパーマをかけてフジモンに寄せてきた。狙ってるとしか思えない。街を歩いていたら間違えられる筈。
    鍼を打たれてトントンされる時の安達祐実さんがSEXY。

    ネタバレBOX

    田村健太郎氏はゲテモノ料理のある種のマニア。毒があって危険とされる物を中毒症状が起きるギリギリに調理して食すのが趣味。危険で一般的には食べない物を採取して美味しいレシピを研究する。平原テツ氏はその試食にハマってメロメロ。ベニテングタケ、カキシメジ、クサウラベニタケ、ツキヨタケ···と現実に毒キノコを食べる同好会は実在する。ワライタケやミナミシビレタケなどマジックマッシュルームと呼ばれる幻覚成分シロシビンを含んだキノコもある。美味しくてラリれる危険ギリギリの裏メニュー。背徳の旨味。安達祐実さんも宮﨑秋人氏も余りの美味さに陶酔。お茶屋の夜営業の裏メニューとして出す案。雑誌に紹介され段々と知る人ぞ知る隠れ家スポットとして客が押し寄せるように。更なるメニュー開拓を求める平原テツ氏。バイトとして台湾から現地のヤバイ食材を届ける台湾大学生。超ヤバイ料理を調理している時に、その湯気を吸った連中がトリップしてしまう···。

    主演3人が喉に指を突っ込んで延々えずいて終わり。暗転後、カウンターにキノコの人形が3体置かれてある。マタンゴか。悪意のあるこの作風は最近の神経を使う作劇で溜まったストレスを過去作のように好き放題やる憂さ晴らしに見えた。

    過去作、『劇じゃない火星人のはなしのヤツ』は藤本かえでさんが包丁で男の指を詰めるのがオチだったような。『心臓が濡れる』も人肉食いがオチだったか?『今日もわからないうちに』は一家全員で祖父を惨殺するのがラスト。ニヤニヤヘラヘラしながらいきなり強烈なヴァイオレンス・シーンで観客をドン引きさせるのも作風。北野武的。

    ただ面白いか?と聞かれると···。筒井康隆の『薬菜飯店』ぐらいぶっ飛んで欲しかった。

    ※プレビュー公演だからここから調整する可能性がある。

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