満足度★★★★★
『Hanger Boy』両日共に観た
19・20日の両日観ました。玉井宮でのHanger Boyは周囲の空気を巻き込んで、極自然に溶け込み一体となって演じる姿は、観ている自分が物語りの中に引きずり込まれて、次への展開に心踊らされていました。そして、終盤雨が降りだしたのですが、それさえも味方につけてしまうところがとても素晴らしいことだと思う。それは末原さんの持っているものが、そんなストーリーを作り出すのだろうと思った。
そして20日。ルネス金庫棟ワークルームでの独人芝居。ワークルームという部屋の中で演じる、独人芝居。矢張りいい。物語りの内容はわかっている。だけど、心優しいHanger Boyが旦那様を大切に想う、その心情がビンビンと伝わって来る。泣ける。
19日と20日は公演場所が違うが上演作品は同じ。これは絶対に二日間観た方がいいのだ。
満足度★★★★
来年はウマ年だし。
脚本演出主演全て末原拓馬、末原100%!な「ハンガーボーイ」。初めて観させて頂いた末原さんの舞台が、この作品です。まずはその「機会」に巡り逢えた事に、とても感謝しております。
舞台への評価は、満点でもいいという向きもあるのですが、でっかい「大志」を抱いている彼には、まだまだ伸び代がある筈なので星1コ保留しときます。上手く説明出来ないけど、何かが足りない、・・・そんなカンジです。
でも、「おぼんろ」の本公演が岡山に来たら、絶対に行きます。もちろん独り芝居でもトークショーでも大歓迎です。来年の飛躍に期待しております。
満足度★★★★
素敵な童話でした。
独り芝居を観る機会は岡山では少ないと思いますが、とても素敵な作品でした。1000年後、昔話として語られている物語、という導入から、もう作品世界に浸りきっていました。
通常は、舞台セットや大道具、小道具を用いますが、この作品ではほとんど使用することなく、全て観客の想像で満たしていきます。それが返って、豊かな作品世界を構築していっていました。
とても素敵な60分でした。
また、玉井宮で観るとまた趣があって素敵でしたし、偶然、小雨が降ってきたのが、また、作品世界とマッチしていて素敵でした。