アクラム・カーン『ジャングル・ブック』 公演情報 アクラム・カーン『ジャングル・ブック』」の観てきた!クチコミ一覧

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  • 実演鑑賞

    視覚面の感想としては、アニメーション映像を多用した演出、動物たちの映像表現などは見応えがありました。そして何より、ダンサーたちの身体表現には強い意思と説得力が宿っていたと思います。物語面の感想は、独自解釈や要素がしっかり挿入されており、アクラム・カーンが今作に寄せる想い、情熱などが伝わってきます。物語だけを抽出して捉えれば、かなり大胆な改訂と言えるでしょう。ただ、賛否が巻き起こるような改訂ではなく、現代社会を強く意識した、いま上演する意義のある改訂作だと思いました。

    ネタバレBOX

    そして、これは個人的な感想になりますが、アニメーション映像、音楽、物語と、多層的な魅力が掛け合わさることが最大の特徴と頭では理解しつつ、やはり、最も説得力に溢れた表現は、出演者たちの身体表現と、それに特化したシーンであると感じました。本気の身体(という表現が適切かどうか怪しいところですが…)が観客を魅了するという観点から、今作はやはり「ダンス公演」なのだと思います。

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