「『blue film』『よぶには、とおい』」に携わっているメンバー

劇団旗揚げ20周年を記念しての、長編二作同時上演です！！

東北地方太平洋沖地震から約１年を経た期に、阪神大震災を経験した我々が、演劇を通じて如何に3月11日以降の現実に向き合えるのかを鑑み、昨年にも再演し好評を博した「blue film」

そして再演希望アンケートにて上位にノミネートされた、死の匂いが漂う病院で失踪したはずの父と対峙する家族の物語。「よぶには、とおい」。
二作品に共通する無常な現実と向き合う人の姿に、その強さと弱さを投影します。生きていくということ、死に相対すること。そして、それに向き合う家族とは、個人と他者の関係性とは。深く現実を見据えながらも、あえてファンタジーの世界観から、深津篤史がそれらを鋭く浮き彫りにします。

風化し、忘れていくことの優しさと罪深さを今一度見つめ直しながら、二作品を通じて喪失したものを埋めていく時間をお送りします。

「blue film」は2012年東京公演のキャストをベースに。「よぶには、とおい」は主軸に若手劇団員を据え、関西、関東と幅広く活躍する実力派女優・男優を招聘し、新たな桃園会をご覧頂きます。

さらに3月27日（水）初日にアフタートークゲストとして、木村了さんをお招きします！！
舞台・TV・映画と様々なジャンルで幅広く活躍する、木村了さん。
今夏、主宰・深津の演出にて再演される、新国立劇場での『象』にも出演！！

どうぞ、ご期待下さい。