メンバー全員が演じるこの作品。なんと自分も板に乗ることができるチャンスを頂いて、本当に嬉しいばかりです。この作品を自分ではなくほかのみんなに演じてもらおうと思った理由はいったいなんだったでしょうか。細かいことは覚えていないながらも、なにか、この作品に対する畏敬と言うか、大切すぎる気持ちとか、そういうものがあったように思います。でも、演ることにしました。詠み込めば読み込むほどに、抜け出せないほどにのめり込んでしまうキャラクターです。独りのイベントは何度もやったし、路上公演も一人で延々とやってきました。それでも、今回のこの一回の公演をこそ、これまでの最高レベルのものにしたいと思います。それから、体育会系出身者として、少しキナ臭いことを言います。他の三人には負けません。彼らの演出を手伝う上では、もちろん、全力でサポートするけれど、それでも、絶対に誰にも負けない、一番面白く美しく心に響く『捨て犬の報酬』を、創り上げてみせます。そういう、腹のくくり方で臨みます。