実演鑑賞
満足度★★★★★
世界観(カオス感)、演者の表現力、装置の面白さ全て予想以上に良かったし、納得でした。
原作の世界観を壊さずにここまで表現できるのかと驚く。
千尋は子役ではないのに、子供にどんどん見えてくる不思議。
顔無しの「ぬめっ」とした動き(印象)の再現。
黒子ならぬ、影の子タチの献身。
いやはや、無理にでも観に行って良かったです。
次はまた別のキャストでも誰かと観に行きたい!
思わずそう思ってしまった。
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2024/03/16 (土) 13:00
豪華な舞台美術と演劇で宮崎アニメの世界に誘われた。
一幕ラストのシーンが素敵でした。
実演鑑賞
満足度★★★★
2年ぶり2度目の観劇。宮崎駿のちょっと変な映画を、人力とパペットで徹底的に舞台に再現する(映像の使用は冒頭の森と、銭婆のもとへいく電車が通る海のみ)、その正攻法はやはり称賛されるべきだろう。元が映画なので、セリフでの表現が少ない分、音楽が感情や状況を示すために大きな役割を果たす。全編に音楽が鳴っていると言っていい。すべて生のオーケストラの演奏。カーテンコールでオーケストラが舞台背後にいるとわかって、ぜいたくなつくりにびっくりした。
豚になった両親の話は、映画では途中で振り返らないと思ったが、舞台では2度、豚舎へ行く場面と、夢とで出てくる。そこが大きな違いのように思うが、映画もあったかもしれない。
千尋とハクが手をつないで、名前を取り戻す場面は、映画そのものだのだが、舞台で見てもよかった。
テーマパークのような、おもちゃ箱をひっくり返したような舞台なので、俳優の演技がどうこうということはあまりないのだが、そのなかで朴路美の湯婆婆の迫力あるドスのきいた声と、坊を猫かわいがりする甘えた声は素晴らしかった。
3月11日の初日は、くしくも宮崎駿が「君たちはどう生きるか」でアカデミー賞を受賞した日と重なった。