実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2024/03/03 (日) 14:00
日本語に焦点を当てた、ということを気にせず鑑賞した。ほんわかした。(5分押し)107分(+アンコール7分,後説5分)。
音楽性を気にする劇団員、役者の日高,作・演出の永山,役者の多田、の3人がベース奏者の坂元陽太を迎えての、演劇のリーディングと歌。演劇は尾形亀之助の『話』,チェルフィッチュの岡田が現代語に翻訳した狂言『木六駄』,川上弘美『花野』を永山が構成したものの3作品。『花野』はKAKUTAの『神様の夜』でも聞いたことがあったのを思い出す。その他、小坂忠「ありがとう」,中島みゆき「ミルク32」,「家路」のほか、三好達治の詩に曲を付けた「ひなうた」と完全オリジナルの「たどるたび」、とバラエディ豊かな歌を見せる。役者の歌う歌なので、表情がしっかりあるのがいい。多田の歌の巧さは見事だが、リコーダーはもっと頬を膨らませればいいのに、とか余計な事を思う。とにかくほんわかと過ごすことができた2時間弱だった。