映像鑑賞
満足度★★★★★
これは映像ではなく、やはり生で観るべき作品ではなかったのかと思う。衣装・舞台装置・照明・音楽、そしてキャストのパワー、すべてが画面という枠の中では、広がりを抑えられてしまっているような気がした。実際はもっともっと鳥肌ものだったのだろうなと想像される。ストーリーも随分とパワフルで、波乱だらけの主人公の生き方が凄まじい。共感は決して出来ないが、それでも自分で生きていく為にあがき続けたその生命力は圧倒的だった。
実演鑑賞
満足度★★★★
美しさとつよさと圧倒的歌唱力によりエンターテイメントとして愛憎の中そのときの力いっぱいで生きたろう歴史の人の姿を届けられたなと思います。歴史上の人物・有名な人物はどうしてもアイコン的に捉えがちですが、そうではない、生きている人間一人なのだということも、観ながら感じました。
シンプルながら、メインキャストだけでなくスタッフ勢やアンサンブルの技術の粋が詰まった画作りを感じました。客席の使い方巻き込み方もパワフルかつ軽妙で、メリハリがあって長時間も集中してのめり込むことができました。
バラードからロック調、フリースタイルのラップのようなものまで、多種多様なナンバーを圧倒的歌唱力でたたきつけられる心地よい歌劇でした。