「ひとりじゃできねーもん」に携わっているメンバー

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みもじ

みもじ

携わってみた。
携わる前から気づいていたけど、私は無力だ。
無知とは恐ろしい。けれど、これから知るのよ。
なんて強気になってみたりした。

ある晩、宝物を探しに吉祥寺を歩いた。
昔愛した街、愛してくれた街、記憶を掘り起こさなくても
スイスイと歩けてしまう、私が最初に住んだ街。
ふらりふらり、ふらりふらりと、漂っていたら
キラキラふわふわした人に出会って、約40分、ずっとその人と、
その人が紡ぐ言葉を感じていた。
聞いていた、ではなく、感じていたんだ。
"初めまして"なんだけど、遠い昔に出会っていたような
気がして、その場から動けなかった。
その感情は今もずっと続いている。

人は、人の心にだけ揺るがされる。
本気の感情って、知らないうちにじぶんのなかに入ってくる。
見栄とかウソで身動きが取れない世界の端のほうで、
彼はただただ真実を語る。

真実が在る場所、言葉に命が宿る瞬間に、私は立ち会いたい。
いつかそれが、世界の8割をしめてしまえばいいのに、と願いながら。

私は無力だ。
でもどうにかこうにか、この一日だけのお祭りを成功させたい
と思う。参加される皆さんもきっと楽しみにしている。
みんなで、創っていきましょう。
一人鍋より、おおにんずうで鍋を囲んだ方が楽しいじゃない。
嬉しいじゃない。
そんな気持ちで、今週の土曜日。
携わっているたくさんの方々とお会いできるので、楽しみです。

あ。吉祥寺での彼は、末原拓馬。
ちょーキラキラしている、ちょーかっけぇ男でした。


末原拓馬

末原拓馬

役者・俳優 歌手 モデル 脚本 演出 ドラマターグ 美術 作曲 宣伝美術 Webサイト
芸術がいかに、なんの役にも立たないか、それを追い求める自分が、いかに他人を傷つけて、それでもなお、あんまり役に立たないか、そんなことがもし、そうなら、早めに、しっかりハッキリさせて、もうやめなくてはならないね、だなんて、そんなことを考えたんだけれど、道を歩けば言葉が口をつくし、それは、なんだかやめようとしてもやめられない。前前回の本公演は、ハッキリ言いて成功していたんじゃないかとおもうんだけれど、どういうわけか、そこから拓馬は、もっともっと、やりたくなってしまって、詩人になって、道端で、詩の朗読をやったりしてるうちに、寒い寒い冬がやってきました。そして、公演をやりたくなったのだけれど、もう、哀しくなる位にアリアリと、自分があんまり主宰業の制作いろいろが苦手ということには気づいていて、その準備をしてから公演を打つとなるともう、次がいつだかわからない。だから、ある日、ボーっとして思いつめた日に渋谷のギャラリーに歩いて行って、オーナーに、頼んでみた、やりたいんだ、って。そしたら、いいよ、と言ってくれたから、そこから先は、「だってもう、オーナーさんに言ってしまったのだもの」という言い訳を盾に、突き進んでみてもいいんじゃないかって、いま、本気で紡いでいます。いつもみたいに、ごり押しの公演というよりは、溢れ出すような、そういう時間にできたらなって思っています。飲み会ってあんまり得意じゃないタイプなのだけれど、忘年会や、新年会、それから、俺が大好きな、お祭りみたいに、なんか言葉好きのみんなが集まるようなイベント、つくれたらと思っています。その、第一歩です。参加してくださると、うれしいです。脚本・演出・演者・舞台監督・・・・そんな役職名も、いらないと思っています。演劇は、物語り創りは、もっとシンプルでもいい。

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