満足度★★★
観た
「復活」
東海テレビの昼ドラみたいで面白かった。蘭はなちゃんが縛られたり襲われたりな場面かなかなかやーらしくてよかった。さすが石田センセー。
「カノン」
なんかすごい昭和な雰囲気がした。たぶん曲のアレンジのせいだとおもう。
満足度★★★★★
戦闘機の物語
関西に続いて東京でも公演を観てきました。
そして、宝塚の上演している「復活」はやはり素晴らしい作品だと改めて感じました。
時代背景などが昔のものであるためか、
どうも古典的で古臭いと思われがちのような気もするトルストイですが、
単純な筋のようでいて、
みるたびごとに色々な発見があり、
それでいて時代の行く末を予言している
スケールの大きさというのは、
とても現代の作家に真似できるものではないのかな、と思います。
それと同時に、
ロシアの巨木のような大男たちの熱い友情の物語が、
少年のような真っ直ぐな瞳のネフリュードフによって、
原作とずいぶんと違った手触りをもった物語に生まれ変わったことに
新鮮な感動を覚えたりもしました。
・・たぶん、少年というのは、
意図せず、凄く無邪気に残酷なことを平気でしてしまうこともあるけれど、
それによって自分の心の醜さに気づいたとき、
その罪を全力で償うことによって
愛とでも呼べるようなものに近づくことができる。
すごく単純だけれど、
今多くのひとが、自分が傷つかないために人を平気で傷つけ続ける世の中で、
自分が傷つけた償いのために
自分もまた血を流そうと平然と決意できるネフリュードフに学べることは多い。
自己満足かもしれない。
・・でも、無知ゆえに人を傷つけてしまった過去があるのなら、
それを見なかったフリをして大人の仲間入りをしたような顔をするよりも、
自分の誇りのために血を流し続けるのは
同じ男として素直に尊敬できる。
舞台を観ながらずっと、
「戦闘機」がエンジンからずっと燃料を滴らせながら飛び続けるさまをみるみたく、
ネフリュードフが時代を駆け抜けるさまを、見つめていました。
結末はたぶんネフリュードフだって分かっていたと思うのです。
彼もそれほどバカではない。
自分ならきっと途中で気づくに違いない。
でも、力の限り飛び続けなければならない。
だから、最後の結末に辿り着けるように感じます。
自分はたぶんこれからも死ぬまでずっと、
この戦闘機の物語を愛し続けると思います。
満足度★★★★★
幸せ!!蘭とむさん、いい!!
『復活』、ちょっと理不尽な裁判物、感動的でスケールの大きな話。『カノン』も素晴らしく、とても幸せになれました。