エクソシストたち 公演情報 エクソシストたち」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
1-6件 / 6件中
  • 満足度★★★★

    とても面白かった
    もっと怖いイメージを想像していたけれど役者のセリフや動きが、とんと可笑しく楽しかった。訛りのあるセリフも和んだ。

  • 満足度★★★★

    バリ、コメディ!
    現代。北東北の小都市の閑静な住宅地で30代の母親と 小学生の娘、そして新しい父親が生活している。娘に異変が起きたのは 2ヶ月前から。男のような声でわけのわからぬこと を口走り、母を罵倒するように なった。顔はむくみ、ひび割れ、目は真っ赤。頬は 痩せこけ、可愛かった面影はどこにもない。「悪魔 が憑いた」と判断するよりほかなかった。そして、 この日、父親は 様々な能力を持った悪魔祓い(エクソシスト)たちを呼んで悪魔祓がいま始まる のであった。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    裏日記はこちら→http://ameblo.jp/misa--misaki/


    これはコメディである。11歳のちづるが上記のように陥る情景を見せない代わりに音や声で観客に想像させる仕掛けだ。一方でちづるから悪魔が移動してちづるの担任の村田に乗り移った場面では、しっかり村田(三上晴佳)は悪魔になる。笑

    一方でバリ怪しげなエクソシストたちの詐欺的な行為が見ものだ。カミサマや僧侶、神父、ヒーリングミュージシャン、精神科医と、続々やってくる。もうこれ以上の神頼みはないぞ!ってくらいのおでましだ。そして一様にちづるが大きなベッドに括られながら叫ぶ光景を見て心の底から仰け反り、己の力量がそこまでないことを今更ながらに知らされるのだ。

    まあ、元々、コイツラは似非エクソシストなのだから、何をどう転がしても悪魔祓いなんてできゃしないのだ。そんな折、本当の悪魔の真実が徐々に浮き出される。それはちづるの母・まゆみが浮気した相手と一緒になりたくて元夫をないがしろにしてしまった事だった。一つの家族で巻き起こる妻の性癖とちづると父親の関係を描写しながら、繰り返されるまゆみの罪を表現した舞台だった。本来、悪魔はうそつきなのだ。そして言葉の中に少し真実を混ぜ合わせる。そんな隠れた悪魔のお話。

    面白い。ちづる役の音喜多咲子の淡々としたセリフ回しが素敵だ。工藤由佳子もいい。

  • 満足度★★★★

    悲しい悪魔
    笑えるのに悲しい。善悪ではかれない人間のだらしなさや情けなさを、こんなに楽しく悲しくも愛らしく表現出来るって素敵だ。親子であること、家族であること、こんなにも共有する時が長い存在なのに、いやだからこそか、愛憎裏表なんだなぁ。一見、突拍子のない設定で観客をひきつけておいて、内実はきちんとした人間ドラマを見せる。わかりやすくて深い。

  • 満足度★★★★★

    まるで井上ひさし作品のよう
    丸いちゃぶ台だけのセットなのに、照明で鮮やかに場面が切り替わる。
    3.11をあんな風にとらえた作品を私は他に知らない。
    どこのクラスにもいる老け顔の小学生。
    あとで大学生と知って驚愕した。
    突っ立っているだけで、複雑な家庭に翻弄される11歳になっている。
    イタコに呼びだされて戻ってきた元夫の台詞の「間」の素晴らしさ。
    このテーマ、この構成を選んだ畑澤氏に脱帽。
    しかも怪しいエクソシスト達の可笑しさと言ったら・・・。
    シリアスなテーマにユーモアを混ぜ込んでくるくるねじって見せる、
    畑澤さん、これはまるで井上ひさし作品のようです。

  • 満足度★★★★★

    人間って哀しくてこわいけれど…
    3.11を経て、なべげんがいい芝居を持ってきてくれました。ひとって哀しくて怖い、けれど希望も感じる、そんな風におもって今日の芝居を観ました。
    役者のみなさんがみんな魅力的に描かれています。
    青森に続きとてもよかったです。多くの人に観てもらいたい。

  • 満足度★★★★★

    ついに青森に行ってきた。
    アトリエ・グリーンパーク初めてお邪魔してきました。劇団員の皆さんの力で作られた劇場での観劇、役者の皆さんも東京で見るより、のびのびしているように見えました。千秋楽で満員のお客さんでした。
    作品も満足でした。 みんないい味出してました。

このページのQRコードです。

拡大