青春漂流記 公演情報 青春漂流記」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.6
21-22件 / 22件中
  • 満足度★★★★

    漂う青春
    劇団☆新幹線の高田聖子が魅力的すぎる。あとNYLON100℃の廣川三憲もいい存在感。

    三回目の鹿殺し。一番しっくりきたし、歌も楽しげで良かったし、舞台がまとまってみえた。舞台的な派手さはないかもしれないけど好きなストーリー。

    チケットは4000円に収めてくれると嬉しいけど。

    ネタバレBOX

    元アイドルグループ「モトコー5」は、リーダーの波美(高田聖子)の失踪により人気絶頂で解散。残った4人は「あほスパイラル」というような下降しつづける人生を送っている。そんな中、昔のノリそのままで波美が戻ってきて、TV関係者の夫のツテでモトコー5にTV出演のチャンスがあると言う。4人は上京するも、収録後、波美がボロアパートで病死しているのを発見する…。

    破天荒というか男勝りというかサバサバしているというか、そんな波美を高田が好演。あの笑顔がヤバイ。その波美と妹・凪子(菜月チョビ)の姉妹愛とすれ違いが見所か。波美は肺ガンで死亡するが、悲壮さは少なく、ラストの風が4人に吹き込んでくるシーンも含めて苦い爽やかさに溢れる。確かに「青春」の「漂流」だった。

    歌は、「青い春」がキャッチーで良い。ラスト砂浜で泣きながら踏むステップが、過去への決別のようにみえた。
    また、波美の手紙のシーンは見ごたえ十分。終盤近くで舞台を一色に染め上げるパワーが単純にスゴイ!
  • 満足度★★★★

    初「鹿殺し」
    初見で、楽しみにしていきました。とてもよかったです。
    ダンス、アクション、家族の絆、人情話とてんこ盛りでしたが、すべてに昭和の香りがしました(笑)
    私の年代だとど真ん中なので、いちいち全部が楽しかったです。
    高田聖子さんの男前ぶりは素敵でした。

    芝居と全然関係ないのですが、菜月チョビさんのシルエットが他人とは思えない、というかまんま自分かと思いました。すごい親近感です。
    また見に行かせていただきます。

    見た場所が端だったからか、ちょっと音響が悪く大事な台詞が聞き取れなかったところがあり、それが残念でした。

    あと、ラストがちょっとだけ弱かった気がしたので☆1つ減らしました。

    ネタバレBOX

    廣川三憲さんの「ジョージさん」の怪演もよかったです。
    まさか、ボーイ・ジョージに会えるなんて!(笑)
    また自分語りしちゃいますが、小娘時代の私はボーイ・ジョージの似顔絵を描いてRockin'onに送ったりしてました。ま、それだけ好きだったと。
    カミカミカミカミ♪ってパロが若い人にわかるかなと余計な心配してしまいました。

    モトコー5が歌っている場面では「フィンガー5のレコード実家に残ってるかな」とか、オーディションの場面では「フラッシュダンス見に行ったよな」とか、いろいろ思いだし、私にとっても脳内青春放浪でした。

    役者の皆さん、全員動きがキレキレでした。
    野菜傷め(誤変換にあらず)シーン、役者さんたちの動きに圧倒されました。

    最後に、これご覧になった方にお尋ねしたいのですが(私の席からはところどころ台詞が聞き取りづらかったのです)、波美姉ちゃんの言った「死んだお父ちゃんの言っていた生きるために必要な三つのこと」の一番目は何でしたか?
    ②野菜を食べること③死ぬ時は葬式代だけ残すこと、は分かったのですが・・・…帰り道、無性に気になったので。

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