作・演出・振付です。大震災により、被災地はもちろん、その他、どの業界のかたも打撃を受けていると思います。知り合いのいくつかの劇団さんも公演中止になっておりました。地震直後は余震などによる安全性の問題や交通の乱れなど。それ以降は、稽古場として借用していた施設の夜間利用ストップなどでしょうか。私達も打撃を受け、施設夜間利用不可により、生活を変化させてまで演劇活動を続行しました。この作品のタイトル「一輪の、華をはなむけ・手向けることも赦されず」は、二転三転したのちに決まったものです。それでも、地震発生以前に決めたものです。最初は、「~手向ける僕ら」。次に、「~手向けたい」。そして、「~手向けることも赦されず」となりました。今のご時世に禁じられた遊び(演劇)で禁じられた遊び(物語)を紡ぐことをお赦しください。