時計じかけのオレンジ 公演情報 時計じかけのオレンジ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.4
1-17件 / 17件中
  • 満足度★★★

    俳優ショー
    心に響く新しいテーマ性は感じられなかったが、映画ファン、俳優ファン、演劇初心者などがそれなりに楽しめるソツのないショーだった。俳優ファンなら充分に楽しめるはず。
    生演奏ならではのアレンジ、LED大画面を使った演出などがかっこいい。ミュージカルにしたところや、レトロな振り付けもよかった。
    ラストはごまかされたような気がするので、欲を言えば河原氏独自の解釈をもう少し押し出してもよかったのでは。

  • 満足度★★★★

    サービスの多い舞台。
    原作を見なかったのが良かったのか、純粋に楽しめた。
    後ろの席でもセリフが聞き取りやすく、
    説明セリフも助かった。

    舞台転換の白幕(カーテン)の使い方や鏡張りは自分の席が見切れ席でも
    よく見えた。左右上下と舞台を有効活用している。

    河原さんの演出は自分のツボのようです。

    武田さんや橋本さんの脇役も遊んでいる感があって◎
    山内さん、吉田さんをもうチョット扱ってほしかったと。

    ネタバレBOX

    メイクが濃い役が多いので声を聞くまで誰かわからなかったりもします。

    高山さんってニューハーフだったんですね。
    トップレスのシーンが長時間なので、エッって感じでしたが、まあ納得。

    小栗さんがほとんど出ずっぱりなためか、声がかれてる感はありました。
    他の舞台でもそんな感じではありますが。

    オケピの位置が、自殺のシーンでどこに行ったのか
    見極められなかったのがチョット残念。

  • 満足度★★

    いろいろなものが活かされていない
    面白い部分はいくつかあったものの、最終的に面白い舞台とはとても言えなかった。

    役者たちのしゃべりが不明瞭で聞き取りにくかったこと、ミュージカルといいながら曲が少なかったこと。
    それに演出がうまくない。
    やりたいことや考えていることはわかるのだが、わかるようでは客は面白いとは感じない。
    途中やたら「原作通り」とか「原作にない」のセリフも余計なだけ。
    とにかく物足りない舞台だった。


    とはいえ、白い幕を利用しての舞台転換は良かったし、幕間への入り方は笑った。

  • 満足度★★★

    スタイリッシュでショーのようだった
    (少なくとも)映画は観ている、という前提でつくられているようで、
    残念だった。気持ちはわからないではありませんが…。

  • 満足度★★★

    デボーチカとマルチックのガリバーに、トルチョク喰らわせてハラショーな感じに仕上がるのかと思っていたが
    意外にすっきり見やすい。暴力的ではない暴力。
    映像の派手さもカッコいいし、何より生演奏がハラショーなのだ。

    ネタバレBOX

    「観たい」で、「終演後の気持ちをどこに着地させてくれるかに期待」と書いたのだが、それは、例えばラストが、原作どおりだったにしても、あるいは映画のようだったにしても、それに意味をどう持たせるのか、がとても気になっていたのだ。
    暴力がテーマで描かれている作品なので、今、この世界で、それがどう提供されるのか、に興味があったのだ。

    タイトルに書いたように、ロシア語などがチャンポンの彼らのスラングで溢れている原作は、スピード感があるものの、読みにくい多くのスラングとの塩梅が物語を形作っていた。
    今回の舞台は、原作のほうに寄りながらも、ビジュアルは明らかに映画のほうを選択している。さらに各エピソードは軽めに仕立ててある。つまり、喉ごしがいいというか。暴力が描き切れていない気がするのだ。何も残酷にしろ、血を飛び散らせろ、というのではなく、暴力とはどういうものであるのか、をしっかりと見せることが必要ではなかったか、ということなのである。
    そして、それをどう伝えたいのか、である。

    それに関して、さらに気になるのは、「観たい」に書いた「終演後の気持ちをどこに着地させてくれるか」にかかわることだ。
    結果、原作(小説)のラストを選択したのだけど、それがどうこうと言うより、それへの態度が気に入らない。つまり、冒頭から「原作はこうしなかった」「映画ではこうだった」などと言う台詞が入るのだ。ラストに至っても「原作どおりに終えた」とわざわざ言わせている。

    確かに、ラストでは「それ(原作どおりにしたこと)は大人になったということだ」として、物語とうまく関連づけているように見せているのだが、納得のいくラストに仕上げられなかった演出家の言い訳にしか聞こえないのだ。つまり、そうした「原作では云々」という台詞がいちいち「言い訳」にしか聞こえないということなのだ。
    なんでそんなことをわざわざ冒頭とラストに入れたのか? と思ってしまう。どうもそこに潔さのようなものが感じられない。「自分たち」はこの舞台を通じて「何を伝えたい」のかということが、疎かにされてしまった印象なのだ。
    用意された原作を、そのとおりに作りました。それは「大人ですから」という感じ。

    また、どうも、役者のナマな迫力や存在感に魅力をあまり感じなかったのも事実だ。いろんなものに振り回されている感じがしてしまった。

    とは言え、映像やそれとの絡み方のセンスには、素晴らしいものがあった。そして、生演奏もよかった(音は悪すぎだが・バンドの位置の問題か?)。
  • 満足度★★★

    豪華だが、生かしきれていないというか突き抜けてない感じ
    客席は、小栗旬目当ての女性ファン7、8割といった所か(小中学生の親子連れもいた)
    その中で、あの内容は頑張っていたと思う。
    (一応ヌードやレイプシーンもあり、小栗ファン引き気味?)
    でも、インパクトの面では、キューブリックの映画には遠く及ばない。

    それに、劇中で「映画では~」「原作では~」みたいなセリフもあって
    少ないくとも「大部分の人がキューブリックの映画は見てるだろう」という体で
    作られてる気がする。


    出演者も、主役クラスの大物がたくさん出てたし
    演奏も内橋さん以下強力メンバーの生演奏だった。
    全体として豪華だが、生かしきれていないというか突き抜けてない感じ。

  • 満足度★★★★

    楽しいことは確かに楽しい
    アンソニー・バージェスの作品をキューブリックが映画化して有名な作品だが、今回はそれをパンク・オペラにするという。で、小栗旬が主演ということで大人気の公演で、実際、劇場内はそういった雰囲気の客が多い気がする(^_^;)。原作のストーリーを原則として追いながらも、「原作ではこうでした」「映画化作品ではこうでした」的なセリフもあり、ちょっとブレヒト的なファクターもこめつつ、深遠なテーマを含みながらもエンターテインメントとしても充分にでき上がっていて面白い作品だった。

    ネタバレBOX

    暴力が横行する一方、全体主義的管理社会となっている近未来のロンドンで、不良グループのリーダーであるアレックス(小栗)は逮捕され投獄される。そこでルドヴィコ療法なるものを受けることを長期の投獄の代わりに提案される。それは、薬物で暴力や性行為に嫌悪感を発生させるという療法で、その結果アレックスは暴力などに嘔吐感を催すようになる…。
  • 満足度★★★

    何だろ、
    あらすじをなぞっているような感じ。

    ネタバレBOX

    暴力を捨ててクリエーターになろうという大団円。全員で合唱してフィナーレ、小栗旬さんもにっこり。

    老作家、老婆の顔にわざとらしく書かれた皺の線、そこまでおちゃらけなくてもいいのでは。

    胸を露わにする女優さんはその方面の専門職を招いたような印象で全く魅力が無く、それくらいなら胸を見せなくてもいいから普通の女優さんを使えばいいのに。

    シーン転換の際に使われた白いカーテンは安っぽく、丈は舞台の高さの半分までしかなく、張られたロープが背景のセットを微妙に邪魔していました。やはり、上部まで隠れる大きさが必要かと。

    途中休憩20分の間中、アレックスへのルドヴィコ療法が施されていて凄いことだと思っていましたが、黒い幕が登壇してきて恐らく小栗さんは抜け出していたようです。せこいことすんなよって。
  • 満足度★★★★★

    やりたい放題
    たまにはこのような胸くそ悪い作品もいいですね。普段イケメンの人がえげつないことをやるのは、とても面白いです。生演奏にAltered Statesを起用したのは大正解。彼等の即興を多くすると、もっとスリリングだったかも。

    ネタバレBOX

    一番面白かった箇所;アレックスが休憩時間中もずっとステージ上の箱の中に閉じ込められて、うめき声、叫び声をあげていたシーン。
  • 満足度★★★★

    初めてみた!
    こんなタイプのお芝居は初めてみた。
    ちょっと、鳥肌が立った。

    大きい舞台だと
    役者がマイク使ってるのが
    すこし残念だけど

    ネタバレBOX

    バンドの生演奏つかうとことか
    映像との絡ませかたとかは
    あれくらの舞台でこそ映えるのだと思った。

    武田真治さんの
    変わり身具合には圧倒された。

    最終的に、アレックスが18っていうのが衝撃的だった。
  • 満足度★★

    演劇の可能性
    暴力・レイプシーンをとてもソフトに描いて“大衆向け”感があるように演出されてました。これは商業演劇だから仕方ないのかな…??
    せっかく結末を原作通り?になおしたり、しているのに、オリジナリティーがあまり感じられなかった印象です。

    観てて吐き気がするような、そんな作品のハズなのに……
    個人的には、アングラが好きだったりするので、もっと演劇の可能性を感じたかった。

    映画の方が面白かったという感想が自分の口から出てきてしまうのが、演劇人にとってとても残念なことです。

    いやでも、俳優さん方や生演奏のバンドはとても素晴らしいものでした。

    ネタバレBOX

    休憩中のカンジは好きです。役者にドSな演出、好きですw

    最後に“これをどうとらえるかはあなたの自由です、選択の権利があるんですから”みたいなセリフが、もう言い訳にしか聞こえなくなってしまったのが残念でした。
  • 満足度★★★★

    豪華なキャストで手堅い舞台に
    私は、映画も原作も知りません。
    暴力的な映画は大の苦手だったので、どんなに話題になっても観ませんでした。
    ですから、そういう思い入れがない分、この舞台はかなり楽しめました。

    何しろ、キャスト陣が贅沢!!
    脇役が皆上手いので、3時間近い舞台に全く飽きを感じる暇がありませんでした。

    河原さんは、こういう系統の芝居の演出って、本当にいいですね。

    内橋さんの音楽も、大変刺激的!!

    ベテランのキャスト陣が、総じて楽しげに演じている様を観るのも、また楽しく、姪のお友達なので、デビュー前から噂に聞いていた高良さんが、舞台俳優としても、申し分ない容姿、眼力、声質の持ち主で、これは、引く手数多なのも、納得。また、楽しみな役者さんに出会いました。

    ネタバレBOX

    冒頭の歌が、歌詞が不明瞭なのは残念でしたが、ポップな演出で、暴力シーンの陰惨さなどはなく、芝居と言うより、一つのショーとして、大成功の舞台だったと思います。

    老作家役の武田真治さんを、1幕最後の合唱場面まで認識できず、これは、なかなかの芸達者だと、感心しました。

    老婆として殺されるだけのキムラ緑子さんの演技のお上手なこと!
    部屋の彫像の吉田鋼太郎さんの表情の可笑しさ!
    弾けた演技の禅さん!
    お茶目な演技の橋本さとしさんの愛嬌!
    下宿人の武田さんのユーモアたっぷりな演技!

    ベテランの脇役陣が、本役でない部分も、実に楽しげに演じていて、内容と相反した楽しさ満載ステージでした。

    小栗さんも、蜷川さんの「ハムレット」の頃は、硬直した演技だったのが、伸び伸びと演じていて、余裕が見えました。

    原作や映画の印象がないので、これは、自分にとっては、かなり好感度の高い舞台となりました。
  • 満足度★★★

    すごかった、けど
    役者も演技も演出も音楽も・・・どれも贅沢で個々には良かった。個人的に感心したのは舞台装置、これは良く出来ていてお見事でした。

    ネタバレBOX

    なのに不思議と勿体なさが残ったのも事実。これだけの役者を揃えて、この演目にする理由が判らなかったからだろうか? それとも原作を知らなかったからだろうか? 素晴らしい脇役陣なのに、メイクで誰が誰だか判りにくい部分も多々あって、これまた勿体なかった。チケット代を考えると評価が厳しくなってしまうのかもしれないけど・・・。
  • 満足度★★★★

    生バンドの演奏が良かった!
    なかなか面白かったです。オープニングで “ドルーグ” と呼ばれる4人組が出て来るところで心掴まれました。“狂騒々パンク・オペラ” だとか・・生バンドの演奏が凄く良かったです。ひとりひとりがたまに歌うのはなくいい気もしたけれど・・豪華なステージでした。そして面白い演出でした。3時間近くあったのかな?休憩時間にもお楽しみがあり飽きない楽しさがありました。政治に利用されたこととかわかりにくいし、もっと緊張感があってもいいと思うけれど、赤坂ACTではムリかなぁ。
    少しセリフが聞き取りにくいのですが、小栗旬くんはアレックスにピッタリだと思いました。サディストぶりはまだまだですが(笑)

  • 満足度★★★

    音楽にびっくり
    イデビアン・クルーの井手茂太さんが振付で、前衛とポップの間を行き来する活動をしている内橋和久さんが音楽なので興味を持っていたのですが値段で躊躇していたところ、安価な立ち見券が当日券で出ていることを知って観て来ました。

    キューブリック監督の映画版に似せたビジュアルで、物語は原作(読んだことはありませんが…)に基づいていて、エンディングが映画版とは異なっていていました。メタリックな美術と大画面での映像の多用でとてもスタイリッシュな雰囲気になっていました。「ウルトラバイオレンス」と宣伝文句にありましたが、商業系の劇場なのでバイオレンスの表現は映画版に較べるとかなり控え目で、後半とのギャップがあまり出ていなかったため全体的にマイルドな雰囲気に感じました。

    お金を掛けたゴージャスな公演でしたが、あまり満足感が感じられませんでした。まず映像がうるさすぎて演技が負けているように感じて残念でした。役者の声もマイクで拡声しすぎて、立体感のない声になっていました。音楽も台詞がないシーンのときはライブハウスやクラブ並みの大音量にして欲しかったです。演出も映画版に忠実過ぎだったので、もっと独自性を見せて欲しかったです。

    何幕かに分かれている作品だと休憩時間への移行のさせ方が演出家のセンスの見せ所だと思うのですが、本作では休憩時間中に役者に対してちょっとサディスティックでありつつ、客に対してはユーモラスなシーンが舞台上で続き、BGMで『第九』が流されるという、物語の内容ともリンクした形になっていて、巧みな幕間になっていたと思います。

    映画版あるいは原作と違う箇所に対して「このシーンは映画版にはない」とか、「原作通りに演じた」などメタレベルの台詞があるのが面白かったです。

    役者はキムラ緑子さんの存在感が光っていました。山内圭哉さんのいかがわしい雰囲気もユーモラスで楽しかったです。

    期待していた振付は、井手さんらしい動きが所々に観られて楽しかったのですが、大勢での群舞になるとあまり迫力がなく、井手さんらしさを感じられませんでした(逆にイデビアンのレベルの高さが分かりました)。

    今回の一番の収穫は音楽でした。てっきり事前に録音したものを使うものだと思い込んでいたのですが、開幕すると2層構造になったステージの上部に内橋さん以外にも芳垣安洋さん、高良久美子さん、ナスノミツルさんなど、オルタナティブ音楽界を代表するミュージシャンたちがいて、生演奏していてました。チラシや公式サイトにクレジットがなかったので驚きました。腕利きのミュージシャンによる音楽はとても格好良かったです。ちょっとマニアック系の音楽のファンの人は必見だと思います。

  • パンフレットはオレンジ色を購入
    映画しか観てないですが、かなり忠実だったと思います。ラストに驚いた!映像メインの装置がすごかったです。ベテランの俳優さんがかっこ良かった。

    ネタバレBOX

    ラストは原作に忠実のようです。バイオレンスからクリエイションへって、そんな展開になるとは想像つかず(セリフはうろ覚えです)。
  • 満足度★★★★★

    とっても好きです
    おもしろいです。配役も楽しい。
    1/2(日)、本日が初日。正月気分が吹き飛ぶおもしろさです。

    暴力とかを率直に扱った作品なので、そのあたりのことは軽く知った上でご覧になったほうがいいと思います。

    販売されているプログラムは、表紙がオレンジのものと黒のものと、2種類あります。

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