満足度★★★
プラスマイナス・ゼロ?
事前情報はなにもいれず観に行った。
朝鮮戦争とお岩をどう絡ませるのかと興味を持ちながら観ていたが、「面白い」と思うところはいくつかあったものの、その必要があったとは思えなかった。
郡唱は楽しめたが、セリフで歌っていた部分は聞きとりづらいものが多かった。
絵の具を使った死の表し方、この世に定着していないような喋りなど良い演出もたくさんあったが、役者のトチリが多かったこと、殺陣がいまひとつだったことなど、まさに一長一短というしかないような舞台だった。
満足度★★★★★
老若男女楽しめます(^^)。
あっという間の1時間45分!!
流山児★事務所らしい“ジェットコースター演劇”でぐーっと引き込まれました。
流山児さんは常々「誰にでも分かりやすく言葉の伝わる楽しい芝居を作りたい」とおっしゃっているんですが、今回の観劇の時にすごく印象的な事がありました。
私の後ろの席にいた3歳位の女の子がちゃんと飽きずに最後まで見ていて、終わったあとニコニコと「面白かったー(^○^)」って一緒に来ていたお母さんに言ってたんです。
『四谷怪談』がモチーフになっている舞台なので普通なら小さい子向けではないと思うんですけど…流山児さんの舞台に対する思いが確実に舞台に表れていますね。
老若男女楽しめる流山児★事務所の舞台ってホントにすごいと思います(^^)!
流山児さんと『お岩幽霊』の作者でもある坂口瑞穂さん(黒テント)、そしてパラダイス一座の重鎮で今回の舞台にも特別出演している瓜生正美さんが登場したアフタートークでは瓜生さんの三十数時間お酒飲みっぱなし伝説(笑)とか「酔いを冷ますには朝ビールを飲め!」by瓜生さん(笑)etc…色々面白いお話が聞けて楽しかったです。
でも一番印象的だったのはこの『お岩幽霊』を見に来たある演劇評論家の方に「(表現が)ストレートすぎる」と言われた流山児さんが「ストレートで何が悪い!」と言ったという話。
流山児★事務所の舞台は“ストレートさ”が売りであり“ストレートさ”があるからこそ流山児★事務所の舞台は面白いと私はいつも思っているわけですが…「ストレートすぎる」という言葉に対して「ストレートで何が悪い!」という言葉で返した流山児さん…さすがであります(^^)/!!
そして今回のお芝居で個人的に特に痛烈に印象に残った役者さんがいるのですが…その話は【ネタバレBOX】にて。