舞台版『女優』~あなたには、人生を変えるチャンスがあるわ~ 公演情報 舞台版『女優』~あなたには、人生を変えるチャンスがあるわ~」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 2.3
1-3件 / 3件中
  • 満足度★★★

    脚本に難有り
    脚本にもう少し練りが欲しかった、でも新人が一生懸命でとても良かった。

    特に敵役の新人がこれから伸びそうで期待出来そう、見守ってあげたいな。

  • 満足度

    初めての駄作!
    見るに耐えませんでした。

    原作を知らないので何とも言えませんが、原作に忠実すぎてただ事柄を並べ立てただけなのか、あるいは描くべきところと省略すべきところを間違えたのか、脚本がひどすぎました。

    役者さんんも台詞を忘れたり、舞台に出てこなかったりで、ひどすぎました。

    ネタバレBOX

    最初から誰かが台詞を忘れ会話が途切れました。前半のラスト近くでは、陰から「○○さん、出番ですよー」という声が聞こえ、岡田茉莉子さんは少し驚きながら雑誌を見たりバッグを開けたりしていました。男子マネージャーが場をつなぐために水を持って出てきて、何か岡田さんに話しかけましたが、声が小さくて聞こえませんでした。

    素朴な主人公が別のプロダクションの男性社長に媚を売る行為をする経緯、心の変化が分かりませんでした。また、その社長が唐突に新宿文化センターへ行く方法を聞いていましたが、何を受けようとしていたのでしょうか。

    芸能界は色々あるでしょうが、ピストルで脅したり、殺人したり、いくらなんでも現実離れしているように感じました。

    いずれにしても、真偽は別にして、麻薬スキャンダルで失墜した女優がアカデミー賞の競争相手ではないでしょう。他の映画の出演女優がこの話に登場していないのが致命的欠陥だと思います。
  • 満足度★★★

    キャスト設定に無理あり
    開演時間が30分遅くなっていて、しかもそれを知らない観客が結構いてスタッフにクレーム出しちゃってるご婦人がいらした。どういったミスなのか存じ上げないが観劇前から愚痴が飛び交ってました。苦笑!

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    さて、物語は岡田茉莉子演じる大女優にスカウトされた少女(西条美咲さん)が女優へと変貌していく物語なのだが・・、設定年齢に無理がある。大女優・夏木なながひと目見た瞬間に気に入った少女・朝倉きょうこは実は夏木の実の娘だった。という筋だが、どう転がって観たってなつき役の岡田は朝倉の祖母にしか見えないのだ。個人的に思うのだが・・推定年齢と実年齢にはそれなりの隔たりは付き物だが、これだけ違和感のある設定には少々どころか片目をつぶっても瞑れきれない見た目という実像がそこにあった。

    芝居は虚構なのだが、虚構にも虚構なりの枠組みというものがあってなぜ岡田をこの役付けにしたのかが理解できないのだった。そうして肝心の物語だが、ありきたりの物語でべたといえばべた。解りやすいといえば解りやすいのだが、今回の芝居を観劇してしみじみ思うことは俳優というものは、つくづく自分の意思で船をこげない豪華客船のようなものだと感じた。

    ワタクシは年間、相当数の小劇場の芝居を観る機会に恵まれてはいるが、そこで演じる役者らの夢はきっと映画や大きな舞台で演じられるような役者になりたいと思ってるのだと勝手に決め付けている。やはり役者をしているからには、そこそこ有名になりたいと思うのが自然なことだし、またそういった野心がなければ大成はしない。時代を捉える千里眼と才能と努力とチャンスと図々しさがなければとても俳優なんてやってられないのだ。

    それでもいつしか徐々に知名度が株式のチャートのように上昇気流にうまく乗っかったとしても、有名になれば成る程、今度はまわりにマネージャーやらスタッフやらがゾロゾロゴロゴロと馬鈴薯の子供みたいに本人の知らぬ間に大所帯になっていたなんてことが多い。そんな大所帯を養っていく為に俳優はあくせく働いて更に1年先のスケジュールまでも組まれてしまう。到底、自由も意思もへったくれもあったもんじゃない。

    だから夏木ななを演じた岡田は岡田の意思でなかったにせよ、受けていい役とダメな役はやはり、まわりが見極めて欲しいものだと思う。それでも芝居は充分に楽しめた。筋は完璧に予想はついたけれど、これを観劇してワタクシは幸福な自分を再認識出来たからだ。普通で居ること。普通に自由があること。そして、そこそこ自分の意思を通せるという感覚は最大の幸福なのだと思えたからだ。



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