満足度★★
脚本家に難があったかも。
ポワロがかなり若すぎる感。
服装も動きも几帳面さがそれほど出ていないので、ポワロファンには不満かもしれない。
舞台転換がなく、説明台詞が多いのでちょっと盛り上がりに欠ける。
殺人事件がもっと盛り上がるように演出できたと思うのだが、何気なく死んでしまって大して皆が取り乱してないように思えた。
満足度★★★★
すっかり板についた三波豊和ポワロ!はまり役です!
本当に少ない推理物戯曲の一本で、2009年1月の博品館劇場上演の再演。
(今年は同じくクリスティー作・浅丘ルリ子主演『検察側の証人』が控えてますが)
すでに初演で話は知ってますが鑑賞しました。
クリスティー自ら手がけた、非常にスタンダードな戯曲です。
前作でもポワロを演じていた三波豊和さんは、今回の再演ですっかり板についたようで、まさにはまり役になっています。
小太りな体格、ユーモラスな演技からひっくくひねった通りのいい声まで、ぴったりです。
イメージは、テレビ版ポワロ(演:デビッド・スーシェ/声:熊倉一雄)そのままですが。
ヒロインが初演の山崎美貴さんから貴城けいさんにバトンタッチ。
山崎さんを応援していたので少し残念。貴城さんのほうが派手ですね。
前作に続きジャップ警部役の倉石功さんも、昔からのダンディなイメージのままで演じてます。
初演では、カーテンコールで倉石さんが車椅子の被害者の衣装で登場し、舞台上で変装?をといてジャップ警部に、というサービスがあったのですが、今回は無くて残念。
相棒ヘイスティングスとの(人が死んでいるにしては)明るくて軽すぎるやり取りも、テレビ版でもたまにあったそのままの雰囲気。
(唯一、医師役での安倍さんの演技が、もうひと役の警官との違いを出そうとするあまり、わざとらしくて興ざめでした。)
三波ポワロでクリスティーのほかの作品も観たいです。
DNA
一幕目を観なくても、二幕目だけで充分ハナシは分る内容。
オーソドックスな芝居がお好みの方は是非。
三波豊和の低くて通る声には、父春夫のDNAを感じざるを得ない。
満足度★★★
可もなく不可もなく
「名探偵ポワロ」なんつーとどうしてもコナンを思い出してしまうワタクシ。しかし、どっちも変わらないほどにベタで解りやすい内容だった。
以下はネタばれBOXにて。。