満足度★★★★★
凄い!
まず驚くのは身体が出来上がっていること!
これ、
演劇人なのですよ!
それなのに!!!
・・・と、思えるくらいのド迫力!
こりゃあ、必見ですよ!
芝居云々じゃない!情熱をみやがれ!
無題
10回目で5周年という今回は、「全道大会進出を目指す北海道の高校演劇部。部長が突然プロレス芝居をしようと言い出し、たまたま団体をクビになったばかりの人気レスラーの指導を受け、大会に挑む」‥‥という内容。
なかば強引にプロレス芝居に繋げていくわけですが、プロレス芝居の劇中劇でまたプロレス芝居をやっているので、入り乱れて大変なことになっています。でも意外と破綻していませんでした。
本物のプロレスを生で見たことはないのでリアリティは分かりません。ただ、こう言うとプロレスファンには怒られるかもしれませんが、元々プロレスというのはスポーツとショーの混合みたいな側面もあるので、芝居との親和性は高いのだと思われます。例えば「テニスの王子様」も舞台化されていますが、本当に舞台上でテニスをするのは無理でしょう。
チラシ等を読むと劇中のプロレスが本格的であることのアピールが多いのですが、観ていて思ったのは逆に、演劇部分が稚拙で学芸会的だということです。しかし、ひょっとするとこれは意図的だったのかもしれません。演劇部分があまり本格的すぎると、プロレス部分が嘘くさくなってしまうと考えられるからです。演劇部分が学芸会的だからこそ、プロレス部分が本格的に見える。そこまで計算しているとしたら、たいしたものです。‥‥計算じゃない可能性も高いですが。
演劇としてもプロレスとしても明らかにイロモノなので、正直それほど期待はしていませんでしたが、劇場から出てきた自分は多分、ものすごい満面の笑みだったと思います。完全に、してやられました。
満足度★★★
プロレス芝居
札幌公演を経た凱旋。おもしろかったです。
けどあれね、プロレスシーンは出演者たちの体が本気で心配。以前観た時よりは安心して観れる感じになってたけど。
プロレスと演劇の組み合わせ方は、以前観た印象以上に良かった。今回の作品のストーリーがちょうどよかったんだろうと思う。
おもしろいんだけど、すごく惜しいと思う部分もある。これからの彼らに期待。