X day 公演情報 X day」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.6
1-7件 / 7件中
  • 満足度★★★

    初・地球ゴージャス
    中川さんを観に行ってきました。
    芝居は、照明の使い方がに凄く目を惹かれました。ポップでお洒落でしたね。
    ストロボを間隔長めでたくと、ちょうどいい目つぶしっぽくなるんだなーと思いました。ああいうのやってみたいです。
    カラーも豊富で、芝居じゃなく「音」とリズム合わせて光る照明ってとてもお洒落。おっしゃれー。

    ネタバレBOX

    脚本がー……。イマイチでした。
    最後とかだいぶしらけちゃった。
    なんか、ひとつひとつ別物だと思ってたものがラストにはストーリーとして繋がる!っていう構成になっているのに、前半~中盤で拾ったひとつひとつのうち70%くらいしか直接ストーリーに組み込まれないのよね…。
    拾われなかった30%に納得がいかなくて。

    あと、これは好みになりますが、テーマを客席に向かってつらつら喋る芝居が好きではないです。
    それをしていいのはストーリーテラーだけだと思っています。
    最後の最後に全部解説されて、そんなん見てりゃわかるんじゃい!ってなってしまう。がっかり。

    終幕前にキャラをひとりひとり出して、『その後』みたいなのをやる意味もよくわかんない…。
    あれ何がしたいんだろう。そこは客に渡して欲しいなあ。

    なんだか、『言いたいことはわかるんだけど、くどくて聞くのがめんどくさい説教』みたいな気がしました。


    脚本演出が岸谷五朗で、彼は役者としても出ていましたが、いや~……タップしたりピアノ弾いたりもできて、この人そんなにいろいろできる人だったのね!ってびっくりしました。
    森公美子さんは歌声はもうなんていうか流石。
    ギャグもかんっぺきに大笑い取って、コメディアンだなあって。いやコメディアンじゃないのか。
    とにかく歌唱力素晴らしかった。

    もうね、あっきーは神ですね。なんなんだあの声。
    あの歌声は、他の誰にも真似できないもので、あれが聞きたいなって思ってしまうと他では代わりが利きません。
    舞台上では「赤ちゃん顔」って岸谷さんにアドリブ合戦の最中にいじられてました(笑)
    飛んだり跳ねたり、リズムの取り方もすごく細やかで繊細、音楽楽しんでるなーって感じ。
    カテコでアカペラで「ありがとーありがとー!」って挨拶代わりに歌ってて、これまた素敵でした。

    ちょっと脚本に納得できなかったから、1万円は高かったなぁ、と。
    学生には痛い出費でした。
    パフォーマンスコスト的には丁度いいのかもしれませんが、8000円の席でも良かったかな~と思います。
  • 満足度★★★★★

    感動
    初めて見た。
    中川くんがラジオでCMしていたので見ることにした。
    中川くん森クミさん、仙台出身の人の活躍も見たかった。
    悲しいのに爽やかな不思議な内容だった。まあ内容はともかく、エンターテイメント性に感動した。
    見てよかったと思った。
    はい、また見たいですね。

  • 満足度★★★★★

    よく前宣伝観てなかった
    今回は群衆劇ではなく、6人の役者さんでの舞台だったんですね。
    ACT1からACT5までの主人公がACT6で時間と場所を超えて
    めぐりあい、そしてつながる。
    歌とダンスと美術と照明と映像と
    2人のお決まりのやりとりと笑いあり涙ありで充分満足な仕上がりでした。

    ネタバレBOX

    陽月華さん良かったと思います。
  • 満足度★★★★

    悔しいけれど(苦笑)、
     面白かった!

     桑田佳祐さんが音楽監督を務められた『クラウディア』を観た時、
     とても悲しい気持ちになった。
     桑田さんへの想い入れが強過ぎた為の、
     曲の使われ方に対する不満が大きかったのだろうか。

     岸谷さんも寺脇さんも大好きだけれど、
     地球ゴージャスは好きになれない。
     ・・・そう思った。

     だから、その後、
     東京まで観に行く気持ちはなかったし、
     それで良かった。

     今回、仙台公演ということで、
     (8,400円は痛かったけれど<汗>)
     観に行った。

     観に行かなければ、
     何も言えないと思ったし。

     そうして、やられた。
     悔しいけれど、面白かった。

     個人的には、中川晃教の成長も嬉しかった。
     10年以上前、
     所属していた劇団に中川晃教が入団して来た。
     舞台に出演することになって、
     歌が格別に上手かったから、
     初舞台でも良い役を貰っていた。
     皆(勿論私も)期待していた。

     処が、毎日稽古場に台本を忘れて帰るような落ち着きのなさ。(苦笑)

     毎日のように怒ってばかりいたけれど、
     こんなに成長していたんだネ。

     地球ゴージャス、
     次は東京までも観に行っちゃうかも。w

  • 満足度★★★★★

    緻密な構成、脚本の岸谷さんに拍手!!
    地球ゴージャスは、4回程、拝見しましたが、作品的には、今回が一番の秀作ではないかと思いました。

    たった6人だけの主要人物の芝居を、作、演出も、出演者も、緻密に創り上げた手作り感溢れる舞台に、幕開きから、大変好感が持て、その気持ちがどんどんヒートアップして行きました。

    映像とのコラボ的な舞台作りも、大変効果的で、全てが素敵でした。
    期待したほど、歌はなかったけれど、中川さんや森クミさんの歌は、歌詞も良くて、胸に染み渡りました。

    この作品、たとえば、クロムモリブデンとか、空想組曲とか、競泳水着とか、そういう、小劇場の精鋭劇団でも、競作上演してもらえないかとさえ思う程、小劇場演劇にも打ってつけの脚本のように思いました。

    何気なさそうな台詞の中に、たくさんの人間の本質が浮き彫りにされたり、社会の仕組みの不条理さにはっとさせられたり、笑いと、人生の機微がうまくマッチングした、素敵な芝居で、期待していなかった分、とても満ち足りた思いで、劇場を後にしました。
    こういうさり気ない台詞の中に、珠玉の言葉をそっとしのばせるって、なかなかできるものではありません。

    終演後の場内アナウンスが流れても、鳴り止まない拍手が、観客の偽らざる気持ちを表していたと思います。

    ネタバレBOX

    最初に、全員での歌とダンスの場面からの幕開きは、それだけで、期待感が高まります。
    この始まりの雰囲気では、エンタメショー的な構成かと思いきや、6人の各エピソードを、シュールなコント風味に進めて、あー、オムニバス形式なのかと、思うと、また、最後は、思ってもいない展開になり、登場人物全員が、どこかで、関連付いていたというオチになるのですが、この構成が、実に、巧みで、感心してしまいました。

    どのエピソードも、気になるところで、一端話が終わるのですが、かといって、尻切れトンボな感じでもないので、このヒトの話はこれで終わりなのかと、納得していると、最後で、その各エピソードが、お見事な繋がりで、決着し、岸谷さん、そこらへんのプロの劇作家より、よっぽどストーリーの組み立てがお上手で、感嘆しました。

    ストーリーを、見事に、肉付けして行く、映像も、本当に、素晴らしく、私が過去に観たどの舞台の映像より、それ自体が、独立した芸術に思えました。これは、完全に、ケラさんや、新感線のいのうえさんの舞台の上を行っていると思いました。

    嬉しかったのは、初舞台から観て来た中川さんが、演者としても、驚くべき進化をされていたこと。滑舌の良さでは、ベテラン俳優さんも見習ってほしい程、完璧だし、彼が演じた役はどの役にも、命が宿っていました。
    藤林さんの見事な中国人女性役、森クミさんの、精神科医の、心情を歌う歌には、感情移入して、目頭が熱くなりました。

    フライヤーと、この題名が、こんな素敵な舞台を想像しにくくしていたように思えて、残念でした。

    各エピソードのアクトシーンのタイトルに冠されている人物より、別の人物が主に書かれているような場面展開に、不思議な感覚を覚えましたが、これが、終幕に繋がる、伏線故だとわかった時、岸谷さんの職人はだしの脚本力に、唸り声を上げたくなりました。

    本当に、久々、嬉しさに満ち溢れる、大劇場の作品でした。
    できれば、リピーターになりたいくらいです。
  • 満足度★★★★★

    X dayの意味を考えました。
    地球ゴージャスを初めて見たので、どこがどういつもと違うのか分かりません。

    ただ、とてもパワフルでエネルギーのある舞台だとは感じました。

    笑って、泣いて、ちょっと切なくなりました。

    私は好きだな~

  • 満足度★★★★★

    出演者それぞれの挑戦。森さんシリアス・ストレートな芝居観たい!藤林さん中国人,中川さんカリスマ美容師,good!
    前作の大掛かりな総合エンターテインメント劇から
    一変して、俳優6人の手作り感のある凝縮された作品に。

    出演者6人がそれぞれ、演技だけでなく、歌、踊り、
    パフォーマンス、楽器演奏など、新しい役、新しいことに
    挑戦する舞台は、「私自分自身ももっと挑戦しなくては」
    と思うほどにまっすぐな熱意が伝わった!

    一番印象的だったのが、藤林美沙さんの中国人です。
    喋りまくる中国語なまりの日本語のイントネーションがほんとに見事!
    そしてそのバイタリティ!
    観ていて自然で、すんなり入ってきました。

    同じくらい森クミさんの精神科医もシリアスで良かった!
    プロフェッショナルで孤独で、ひんやりとした感触が。
    特に最初のACTのとき。
    終盤はギャグに引っ張られすぎてしまって、ちょっと残念。
    今後、もっとシリアス・ストレートな芝居が観たい!

    中川晃教さんのカリスマ美容師のはじけっぷりもさすがです。
    歌とダンスはもちろんすごいですが、
    それより役柄の、楽しい中にも(けど実は複雑)
    男気で変わり者のスタッフを集めて美容院をしている
    という背景が、ちょっといいです。

    最終ACTのカウンターバーでみんなの人生が
    交錯するという構成も、面白いけれども、
    無理やりで都合良すぎてありがちな感じもしましたが、
    その日をX-dayとして、それぞれの人生を歩き出すシーンは、
    やっぱり、グッと来ました。

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