満足度★★★
100年の庶民の食べ物の話.やっぱコングさんの"大阪じめ"がないと新年が始まりません!
4代、100年にわたる庶民の「食べ物」の歴史を、いつものようなユーモアを交えて巧みに描く。
とどのつまりは、やっぱり大事なのは「食べ物」だということ。
リリパットアーミーIIのお芝居は、ゆるぎない安定感と軽さ、余裕の笑い、時にホロっとさせて面白い。
関西中心のラックスステム+リリパットアーミーII、わかぎゑふさんの芝居ですが、
関東大震災と阪神淡路大震災の両方を経験された方の話をヒントに書かれたそうで、
全編コミカルな中にも「気持ちはわかるけどなぁ、あんたは生きてるねやから、なんぞ食べや。」というセリフは重みがあります。
出演者はおなじみの顔ぶれですが、もっとも記憶に残ったのは、管理人さんとその子孫を演じた小椋あずき さん。
その軽やかで自然な物腰と関西弁に、自然と引き込まれます。うまいです。
世の中とある家に住む世代の移り変わりを、エピソードでオムニバス的につないでいく構成。
ラスト直前にちらっとアドリブ大会を入れるとは、自信があるんですね。
そして、カーテンコール、やっぱりコング桑田と「大阪じめ」をしないと、新年が始められません!
満足度★★★★★
お芝居らしいお芝居
落ち着いて観れてた。
150年いろんな人が暮らした家、
いろんな人達が生きた時代、場面ごとにおもしろい話が進む。
会話がとても笑える。
生きる力、やさしさを感じる。
面白かった。