満足度★★★★
マチソワで目撃♪
三文オペラだと思わなくてオッケーでした。
ショードラマスペクタルな舞台で、劇中劇を楽しみワクワクし
でも、一方で大きく変わる時代の流れのうねりが仄見えて…。
キャストと音楽と美術と演出とダンスと。
多彩な要素が組み合わさって退廃ムード漂うリオの街に想い
を馳せて。
私はチャンと楽しめました♪
組み合わせの妙って、あると思うんです。
今回はソレが、“プラス”に作用していたように感じました。
注目していたDメンバーはモチロンなんですが、衝撃&感激は
田中ロウマさん!
小此木麻里さんのナチュラルでキュートな存在もキラキラ。
アイタタタな人が居なかったのも、嬉しかったです。
満足度★★
B級顔見世ミュージカル
これ、出演者の顔見世興行というか、
プレゼンテーションのような作品だなぁって感じました。
ミュージカルなのにチケット代金が安いから、
(でも客席はガラガラ、確かに四季同様、カラオケミュージカルですが)
どんなかなぁとは思ってましたが、
きっと稽古とか役作りに時間をかけなくていい分もあって
コストダウンが図れたのでしょう。
この作品も、先週見た「異人たちとの夏」同様、
鈴木って人の作品。この人、人気あるんだなぁ。
正直、話の構成、ラストの持ってき方とか、
めっちゃめちゃなんだけど。
装置はシュール(=簡素)、照明はシック(=煌びやかさがない)、
と、非常に低予算チックに構成している。
低予算でも、派手に豪華に見せるのがミュージカルのお家芸なんだけど
地味に地味に行くって、それはそれで、この人の味なんだろうな。
僕は出来ることなら、口にしたくないけど!いや絶対食べたくない。
このデフレの時代、
ローコストオペレーションはしなきゃいけないし、
歩留まりも悪いのを想定しなきゃいけないから、
こんな倹約家の制作陣は重宝されるんだろうな。