満足度★★★★
世田谷美術館のエントランスが
そのまま舞台になっていました。案内に明記されていましたが、そもそも舞台として使えるようにと設計されたエントランスは本当にドラマティック!で、右から左からまたその奥からと、照明でいかようにも分断でき、セットなしで十分美しい空間でした。欲を言えば階段がお姫様でも降りてきそうな立派なものなので二階も使ったら楽しい。
プロジェクト統括の大谷さんの言葉にありましたが「障がいをマイナスではなく独自性と考え、それを表現として立ち上げること。こちらの事情を押し付けないこと。また参加者の事情に寄り添いすぎないこと」
この寄り添いすぎない、っていうバランスが一番難しいのではないかと思いますが、今日初めて観て、人間力に圧倒されてしまったし、車椅子との関わり方などダンスの振り付けの発想もユニーク。私の表現不足で軽く伝わるのを避ける為に詳細は控えます。が、会った人には沢山宣伝します。
世田谷美術館は駅から遠いのが難点ですが、またこの素晴らしい空間で是非企画して欲しいです。