まほろば 公演情報 「まほろば」の観てきた!クチコミ一覧

★ 満足度の平均 ★ ★ ★ ★ ★ 3.8
1-5件 / 5件中
  • 満足度★★

    そもそも話しが今一つ。出演者は良いけど。

  • 満足度★★★★

    タイトルは「素晴らしい場所」
    「住みやすい場所」という意味の日本の古語。だそうで合ってます~
    作品内容に(^-^)
    第53回岸田國士戯曲賞受賞作であり10年ぶりの再演でー
    初演の母役さんが今作で大女将役ができて嬉しかったそうです~♪

    女性しか出てこない舞台で
    女性固有の能力=次世代を生むというコトが
    各年代の女性を舞台に出して明示した
    考えさせられる奥の深い2時間の作品でありました


    ネタバレBOX

    出戻った娘は不倫相手の子を身篭り
    長女は閉経心配してたら
    酔った後の記憶が無くて どうやら職場の上司の子を妊娠したらしい・・・
    生むのか迷う二人であったが
    大らかな祖母の言もあり
    祭囃子の太鼓に呼応したみたいに
    おなかの子が共に動いたと認識した妊婦二人は
    どうやら生むことを決意したらしい・・・そこへ
    初潮がきたと預かってた子が述べて
    じゃぁお祝いだねーと皆が言って終演です

    これ男性が書いたんだよな~と
    うーむ巧し!
  • 満足度★★★★★

    蓬莱竜太の劇にはまってしまった。今回は、女性の生理と出産をめぐるなんてことない話なのに、その赤裸々ぶりと旧家の沽券がぶつかって、えも言われぬ笑いを弾けさせていた。ぶっちゃけた女の会話を男の作家が書いていることに驚き。6人の女優たちのはじけた演技に拍手かっさいをおくりたい。
    基本は日常リアリズムにたったせりふ劇。ケレン味が命のつかこうへい芝居とは対極にある。でもじみというわけではなく、取っ組み合いの喧嘩がみせばになったり、はっちゃけた芝居だ。我々と等身大の登場人物それぞれの人生、喜怒哀楽、不安と迷い、悩みと願いを、笑いとともに体験する2時間だった。
    パンフレットにこの芝居の特徴を捉えるいい言葉があった。「この『まほろば』はもう、女優さんたちがどのような”声”を出すか、そこに尽きると思うんですよ」(蓬莱)、「子供とか結婚とか、そういう話をただ田舎に戻ってきて家族がしているだけ」(演出・日澤雄介)「私は初演の時、一読して『これがドラマになるんだろうか』と思ったの。(略)ドラマとして作り上げたら、結局岸田戯曲賞を獲ってしまう作品に仕上がったわけだから、やっぱりものすごく根源的で、そしてドラマチックな話なんだなってその時思い知りました」(三田和代)。

  • 満足度★★★★

    久々に本家に集合した4世代5人+1人の、妊娠をテーマにしたガールズトーク。妊娠適齢期である3人の深刻な事情を軽やかに、ええ?それで済ませちゃうの?というくらい軽やかに描いている。2009年に第53回岸田國士戯曲賞を受賞した作品だと構えて観ると肩透かしを食らう。普通に観ていれば十分楽しめる演劇らしい演劇だと思う。高橋惠子さんの堂々として、しなやかな演技が圧巻だった。

    登場人物と推定設定年齢
    祖母(三田和代)84才
    母(高橋惠子)64才
    長女(早霧せいな)40才
    次女(中村ゆり)38才
    次女の娘(生越千晴)20才
    次女の現在の彼の子(安生悠璃菜/八代田悠花)10才

    実年齢の近い俳優さんを配役していると思われるが、早霧さんも中村さんもアラサーにしか見えない。閉経とか言われても全く頭に入ってこない。まあ基本は喜劇なのでそこはOK。次女と次女の娘が姉妹にしか見えないが現実としてそういう母娘が多いのでリアルといえばリアル。しかしやはり演劇としては無理がある。

  • 満足度★★★★

    芝居を見たあと、豊かな気分で家路をたどれるいい舞台だ。
    まず、脚本がいい。いくつか賞を受けた再演で、こういういい芝居が、俳優・演出の趣向を変えて何度も見られるのは演劇の円熟を示すことにもなる。再演は何も商業演劇の経営保持のための特権ではない。
    ストーリーは、田舎の実家のまつりで戻ってきた一家4代の女だけ6人の話だ。よくある帰郷もの、の世界だが、焦点が女たちが子供を産むと言う事に絞ってあって、二転三転面白く見せられてしまう。最後に物語が、タイトルの『まほろば』、(豊穣の国)の大きなテーマにつながっていくところ、ここ10年の現代劇の代表作の一つと言われるだけのことはある。
    蓬莱竜太にとっても代表作だろう。世代をつなぐという視点から、現代世相の中の女を書いた。舞台は、元地主の家の2間つづきの部屋、一杯。祭りの日の朝から夜まで。
    チョコテーとケーキの演出・日澤雄介の手際がいい。台詞だけでなく、舞台の俳優の動きにリズム感がある。突然、4景の終わり、長女がトイレに行っている長い、ほとんど台詞も動きもない時間を、そこまでの各登場人物の相克を詰め込んだクライマックスにしてしまうところ等、お見事。次は劇団代表作「治天の君」を装いを変えて再再演すると言う。楽しみだ。
    三田和代がすっかり老け役になっていて、高橋恵子が、一家を切り回す主婦役。ベテランのうまさだが、新派風にならず、現代になっている。問題は長女の早霧せいなと次女の中村ゆり。二人とも十分旨いのだが、今後現代劇でも大いに期待されている早霧せいなは、役の解釈が時に宝塚風に単調になる。少し、酔うと何もかも忘れてしまうという設定にとらわれ過ぎた。ここは雛まれの都会女の方が彼女のガラを生かせたと思う。逆に中村ゆりは田舎の雰囲気が薄く、ズルズルと田舎で自堕落に生きているたくましさが弱い。むしろ都会的でさえある。娘の衣装の値段に気付くところの姉妹の反応のシーンで、二人のあり方が鮮明になるところなのに、生かされていない。生越千春はガラが生きた。
    しかし、総じていえば、梅田芸術劇場の仕込みとしては大ヒットである。
    客席は、ほとんど中央の席は、早霧せいなの宝塚時代のファンクラブらしいアラ・サーティ・フォーティの婦人客で埋まっていた。満席は何よりだが、この芝居の面白さを下世話の興味だけでなく見てくれているといいのだが。

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