ハッカ 公演情報 ハッカ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-5件 / 5件中
  • 満足度★★★★★

    野外演劇場のような舞台美術はこれから起こることは全て演劇なのだと明示して、月明かりを浴びる観客だけがリアルなのだと笑う
    流れるビートルズのナンバーは、使い古されて残ったものの強さを教えてくれる
    素手でフルスイングでぶん回して自分の拳を傷めつける演劇
    文学的な演劇における劇作家の箱庭治療的なテーマはありがちなのだけど、そのありがちさを徹底した演劇のパワーで覆い尽くして裏返してしまった作品
    絶え間なく埋め尽くす言葉に脳が揺すられて感傷と回想を体感する
    ただただ演劇を見たと思った。演劇の楽しさを見たと思った

  • 満足度★★★

    尺稼ぎ

    ネタバレBOX

    書けない作家が悩む話。

    書けないことで悩むことには全くオリジナリティを感じません。ちょっとシナリオが書ける人なら、書けない書けないで誰でも尺を稼げます。

    勢いがあったところは評価します。
  • 満足度★★★★

    鑑賞日2019/05/31 (金) 19:30

    劇団ハッカは新作公演に18歳のアイドルを客演として迎えることとなったが、主宰で作・演出のヤスヲの筆は一向に進まず……な物語。
    劇中劇(稽古場面)、劇中現実、ヤスヲの脳内(回想?幻想?妄想?)が渾然一体となっているので「今はどのパート?」と考えながら観るのが面白い。
    劇中現実かと思って観ていると突飛な展開となり「実は劇中劇だったのか?それともヤスヲの幻想?」とか惑わされるばかりでなく、稽古場面にも巧みなシカケと見事な罠が仕掛けられているし。
    また、劇中劇/稽古場面の台詞が詩的ながら意味不明(笑)な「いかにも昭和のアングラ芝居」風なので頬が弛む。
    終盤で突き放すような台詞も出てくるが、それも含めて「演劇讃歌」と受け取った。

    あと、こわっぱちゃん家の眞野たろすけさんの美術も「あ、なるほど眞野さんだね」だった。

    ネタバレBOX

    稽古場面が複数回出てくるが、その度に登場人物や設定を変えることによって脚本の改稿を表現するのが巧み。
    そうして何度も繰り返される稽古場面が実は新作のものではなく旗揚げ公演の回想だったというのも上手い。

    活動家を自称する未来坂先生が終盤で「演劇では現実に風穴を空けることはできない、(私は政治的行動に出るが)あなたたちは空虚な言葉を弄んでいなさい」と突き放すが、もしかして「空虚な言葉にもそれなりの意味はある」という反語的なメッセージではないか?と深読みも……。
  • 満足度★★★

    鑑賞日2019/05/31 (金) 19:30

     初見の劇団。良くある劇団の「書けない」ネタだが、勢いもあって、それなりに面白く観ることができた。小劇場から徐々に評価され始めた劇団ハッカだが、アイドルの初舞台を引き受けたけれど、主宰の三軒茶ヤスヲがとにかく脚本が書けず…、という物語。現実逃避的妄想や幻想や回想が重なって、本筋が見えにくいし、よくある話なのだけれど、何だかリアル感があり、一定の緊張感を持って観た110分だった。

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2019/06/01 (土)

    1日ソワレ(105分)を拝見。

    ネタバレBOX

    青で統一された舞台セットの下、時計の針が40〜50年?程に遡った、熱気で押し通す演劇の世界観にどっぷりと浸かった気分。
    澤原さんを初め、どの役者も活き活きと・内なるパッションを放電しまくって演じるさまに、観ている側の心も浮き立ち、さらには懐かしさとエモさで胸が熱くなった。
    コレ、チャンスがあれば、もう一度、観たい!(→日曜ソワレをおかわりしましたw)

    【配役】
    三軒茶ヤスヲ(劇団の主宰・作・演)
    …中三川雄介(なかみがわ・ゆうすけ)さん(三上博史を彷彿とさせる、苦悩する天才肌の人物を熱演!)
    ミドロ翠(ヤスヲの母親)
    …榊原美鳳さん(『伯爵のおるすばん』を初めとして、気が付いたら、もう何回も舞台を観ている方)
    紀元前ハリカ(劇団員。ヤスヲの先輩)
    …石澤希代子さん(初めて石澤さんを舞台で観た頃を思い出した! この作品の世界観を実践している?!役者さん)
    川崎砂子(トリカブトちゃんのマネージャー/高校時代にヤスヲが憧れた文学少女)
    …井本みくにさん(『ビューティーコロシアムの憂鬱』の3期生以来。ハートを奪われた観客がいるのも納得のキュートさ&エネルギー使ってんなぁ)
    ナカタニくん(劇団員)
    …澤原剛生さん(舞台を観ていて…なんかヨカッタ・抜群に良かった!)
    シアトル新治(劇団マネージャー)
    …やないさきさん(タイトルは思い出せないが、段ボールの家?の芝居の印象が強い方)
    そぼろ(劇団員。ヤスヲと同棲していた)
    …小林桃香さん(お初の方…えっ!役柄とはいえ、あの落ち着いた佇まいの方が学生さん?!)
    カドカワ(ヤスヲより年上だが同級生)
    …井田雄太さん(確か、先月は朝戸園の店員だったはずw…の残像がすぐに消えたので、さすが役者さん!)
    犬山連盟(今回の舞台のプロデューサー)
    …笹井雄吾さん(この虚実ない交ぜの世界観の中で、唯一、現実的な人物であるPを熱演)
    未来坂先生(ヤスヲを見出した人物。政界に打って出ようとする)
    …小島望さん(硬軟どちらの役柄もキチンとこなせる方なので、今回もはまり役。ところで、記憶が違っていたらゴメンナサイだが、『アダムの肋骨』以来?の眼帯とギブスがあんなに似合うとは!)
    トリカブトちゃん(今回の舞台で主演に起用されたアイドル)
    …崎原ひかりさん(まるで1970年代のつかこうへい芝居のヒロインが現代に蘇ったみたい! この方を知ったのは今回の収穫の一つ)
    ムムム田ロク郎(劇団員/ヤスヲの高校時代の友人)
    …山田健太郎さん(直近で観たのは『わが家の最終的解決』の嫉妬深い旦那さん…だが、個人的には地縛霊の「花子さん」の印象が強い方)

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