満足度★★★
新しい形の作品と思いました。
1部が60分程度の演劇で、2部にはその役のままにライブが行われる。
ターゲットが明確。
1部での世界観は個人的にとても好きで、もっと長くても良いくらい。
ただしオチは狙っているのかも知れませんが、唐突でシンプル。
「えっ!?」と言う間に終わる感じ(観たら分かります)
2部ではそれぞれの観客に推しがいるときっと物凄く楽しめるのでしょうね。
サイリウムだったり推しの団扇を振ったり、演劇の劇場じゃないみたいな空間になります。
楽曲も非常に良く出来ている気がするので、その面でも楽します。
ただ、一番の問題はリピーターの方達…
1部の演劇部分がどうしても繰り返し観るには深みが足りないのも分かるのですが、
1部の演劇中、ずっと携帯をイジっていたりいたり、寝ていたり、隣同士喋っていたり…
ちょっと演劇を観に行った身としてはシンドイものがある空間でもあります。
解決策も思い付かないので、仕方ない事かも知れませんが、
そういった理由からも3点を付けます。
ただ、非日常を味わいたい、キラキラした空気に包まれたいという人にとってはタマラない、素晴らしい作品でもあるとは思います。