公演情報
「夜曲」の観てきた!クチコミ一覧
満足度★★★★
横内謙介さんが約30年前にお書きになった戯曲を七味まゆ味さんが演出。主人公のツトムを石塚朱莉さんが演じる。
放火魔の少年と奇妙な少女が焼け跡で出逢ったいにしえの物語。ドラマチックな中に痛みもあれば毒もある。観ているうちにツトムも観客も傍観者ではいられなくなる。
満足度★★★★
大変面白い作品でした。しかし、どうにも本来のカラーとは違うものになってしまったのではないかと思わないではないです。まず主役のツトム、これは若いながら人生に擦り切れたようなものを持つ青年ではないかと感じられます。青年というより愛らしい少年、設定を新聞配達の少年として頂ければ違和感も少なかったのでは?また、あの独特の存在である過去の者たちも、衣装がカラフル過ぎてそこに秘めた想いの重さが空回りしているような気がしないでもない。彼らは彼らで同一された何かがあると雰囲気が一転したのでは?もう少し大人の感覚の舞台で拝見したかったというのが本音です。
満足度★★★★
悩める現代人が何百年も前の亡霊との関わりを通して成長もしくは自我が変化していく物語。現代と記したが、脚本(横内謙介氏)は1986年に初演しており、今から約30年前の現代である。何度となく上演された作品らしいが、自分は未見であった。
演出は七味まゆ味女史である。直近の別作品「を待ちながら。」では役者として観させてもらったが、本作では演出家、役者として存在感を示していた。
(上演時間2時間)
満足度★★★
横内謙介による1986年の戯曲。何度も上演されている。2017年12月には音楽劇としても上演された。
1986年というと新聞勧誘員がいろいろ問題を起こしていたころで、ほとんどヤクザの副業とみなされていた。どうしてそれが主人公なのか?そして放火魔であるという。全くわからない。まあ放火についてはいろいろと事情があるのかなあと想像されて若干免罪されるのだが。新聞勧誘員という設定はどこで必要なのか結局分からず。
そんなことで悩みながら観ていたのだが、皆さん若いのとファンタジーものなので学園祭のように感じてしまって物語に入り込めない。面白さを感じたのは半分も過ぎてからである。「正義を守る者は他の誰よりも血にまみれている」というセリフもあって嬉しくなるが、声を気張ってもやっぱり説得力は感じない。もっとも終わってみると何となく全部があるべきところに収まって余韻に浸ることができた。