満足度★★
コンセプトやチラシビジュアルが素敵で、わくわくしながら観に行きました。チラシから予想していたものと作品のイメージが違ったので(雰囲気は近いのですが。照明などはチラシの印象そのまま……いえ、それ以上で、見惚れてしまう瞬間もありました)、「こういう作品なんだ?」と観劇のルールがわかるまでにかなり時間がかかりました。ポイントポイントでは面白かったですが、もっと深めたらかなり全体の満足度が高くなるだろう。けれど、ここまで貫かれると、あえてこういう作風なのかな、と思い、かなり好みがわかれる作品。
ある高級ホテルの会議室で、フォスター社とシュミット社のTOP同士が新会社設立の交渉に臨む。互いに合意できないのは社名について。「フォスターアンドシュミット」にするか「シュミットアンドフォスター」にするかで揉めているのだ。双方が相手に勝とうとして様々な手を尽くすが、狙いが的外れだったり、本筋から逸脱していったり。馬鹿を徹底して見せるドタバタコメディー。