揺れる中吊り 公演情報 揺れる中吊り」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
1-4件 / 4件中
  • 満足度★★★★

    月蝕歌劇団みたいだ。
    最後、名乗りをあげるし。。。
    「高取英」も先週他界した。寺山を継ぐ者がいなくなっていく。
    時代を感じる。
    平成10大事件演劇は、役者の熱量はすごい!
    でも、こういうの好きだな。
    これだけいっぱい詰め込んだら、一つ一つは掘り下げられないよね。
    これはこれで、いいんじゃないかな。

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2018/12/01 (土) 14:00

    価格3,800円

    ガラ劇は初見なのですが、完全にやられました。凄いの一言。こんな芝居を毎回やっているだとしたら驚き。
    昔ながらの小劇場テイストの演劇でありながら、ただ古いというわけではない、独自のテイストを持っています。
    この感じの芝居をするのに、役者さん達が全員上手いというのも驚愕。生演奏の音楽の絡め方や照明効果など、演出に最早一部の隙も無くて見事でした

  • 満足度★★★

    鑑賞日2018/11/30 (金)

    30日ソワレ(90分)を拝見。

    ネタバレBOX

    言い切り型の強い口調のセリフ廻しながら、最後まで明瞭だった若い女性キャスト達の発声。随時入る生演奏との相乗効果で、往年のアングラ少女歌劇がソフィスティケイトされた印象の舞台だった。
    ただ、様々な社会事象を織り込んだ90分、結局、何を言いたかったのかな?
    ニュース映像素材を集めて編集した『激動の平成事件簿』なんていうタイトルの、少年をナビゲーターに起用した、年の瀬恒例のテレビ特番を視せられただけの感が強いかなぁ。
  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2018/11/28 (水) 19:00

    明石スタジオを約1ヶ月貸切って行われている空間演劇祭の主催団体「ガラ劇」のプロデュース公演。題して「ガラプロ」。GYPSY VAGABONDZの生演奏をバックに展開されるガラプロももう三回め、本公演とはまた違う魅力があります。バンドとコラボしているので、ガラ劇の特徴のひとつであるセリフ回しと間が、より重要になってくる公演形式です。
    さて女性キャストのみで展開される本編はというと?(あくまでも私の解釈です)

    ネタバレBOX

    満員電車に揺られ押され揉まれて、少年が助けを求めるように見上げた先には週刊誌の中吊り。
    そこには「今」の事件が踊っている。
    毎週変わる週刊誌の中吊りは、過去から現在まで積み重なった人間が落としてきた「影の歴史」でもある。
    少年はいつの間にか中吊り世界に吸い込まれ、ヘンゼルとグレーテルとなって影の世界を旅する。
    迷える子供をおびき寄せるお菓子の家は、宗教勧誘か?オウム真理教のサティアン(ヨガからの水中修業のイメージ)そしてサグラダファミリア(聖家族贖罪教会)。贖罪とは罪を金で濯ぐこと。新興宗教の一面の有り様をチクリ。
    水のイメージ繋がりから雨。タイの少年洞窟遭難事件へ。13人(12人の少年とコーチ)を救うため水に潜り救出に向かう父親(実際の事件とは違いますよ)が着用するのは何故かガスマスク。イエスの方舟を思わせるシーンを挟みながら、家からの電話を無視し続けていた少年、ようやく電話を取るが、母との会話は途中で切れる。そこから7月の西日本豪雨による土砂崩れの世界へ。
    そして電車の中へ戻る。
    ガスマスクをした男が毒ガスを撒く。
    地下鉄サリン事件の死者13人。負傷者数千人。
    そして、2018年8月。教団幹部13人は絞首刑となり宙吊りとなる。
    視点はラストで一気に少年から客席に戻り、観たものが我々が歩んできたことと知らされる。
    ここでいう「影」はshadowではなく人間の「姿」そして「営み」の意味ではないだろか。
    ガラ劇らしい言葉遊びそれから連なる韻文的展開(要するに「詩」のようにイメージが飛ぶ)とエンターテイメントを挟みながら、いっときは熱狂するが、しばらくすると忘れてしまう、忘れてはいけない歴史に学ばず、忘れてしまう人間の有り様を風刺・批判している作品に見えました。

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