満足度★★★★
鑑賞日2018/09/13 (木)
「そっちは苦い川だから」妄想の発露、しかもその扱い方が面白い。じわじわくるタイプの笑い。端々に登場するフェニキア人がやけに意味深で、様々な視点での格差と生き辛さを感じさせながら、…フワァっと持ち上げ… でも叩き落とす辛辣さも。
「ボツ! 東京くらげ男」男の口調が非常に面白く、自分の言葉を反芻しながら語る姿勢に、その半生が色濃く映る。怒濤の創作展開の勢いや良し。終盤の女の顛末と語りもグッときた。気に入って台本を買ったら、手書きのアイデアノートみたいな作り、イラストカット入りにビックリ。