最勇記 公演情報 最勇記」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.5
1-2件 / 2件中
  • 満足度★★★

    初観劇でした
    新撰組を扱ったものをやっていた時に観たいと思っていましたが、都合がつかず観にいけませんでした。

    今回は西遊記もの。
    全く想像がつきませんでした。
    殺陣も多いと聞き、行ってみることにしました。



    盛りだくさんです。
    キャラも物語も。

    一つの丼にお肉も魚も野菜ものっている。
    それぞれの具はものすごく丁寧な仕事がされていてとてもよい。
    でも少々おなかいっぱい。


    といった印象。

    役者さんがよいのでちょっともったいないかなと思えました。
    殺陣は見ごたえありです。

  • 満足度★★★★

    毎回元気!(^0^)
    TEAM快賊船はいつも元気いっぱいの舞台を見せる。そうして毎回外れたことが無い。
    今回はあの孫悟空をオリジナル化したもの。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    むかしむかい大昔の話。
    とおいとおい海の果てに華果山という山があった。
    ある日その山は大きな仙石を産み落とした。そして中から金色に光る一匹のサルが誕生した。…孫悟空である。

    さてその孫悟空、5百年の月日を過ごした頃には下界に敵は一匹もなく。
    とうとう天界に仲間と一緒に殴り込みをかける事にした。

    意気揚々と天界の玉帝のおわす霊霄殿(れいしょうでん)へと向かう悟空達。
    しかし計画は観音菩薩により失敗してしまう。
    仲間は全て捕らえられ、悟空も捕縛。最後はシャカの右の手の平から抜け出せず、大きな大きな山の下敷きにされてしまうのであった。
    かの有名な、五行山である。それから5百年の時が流れた…。

    森の中、西へと向かう旅の一行がいた。法衣姿で錫枝を持つ人間の名は、玄奘三蔵。最高僧の位を持つ玄奘が向かう先は天竺。そして付き従う者が4匹。彼等は皆妖怪である。名を猪八戒・沙悟浄・白龍、そして孫悟空という。

    それぞれの願いを胸に、彼等は天竺へ取経の旅へ向かう。
    そんな彼等を待ち受けているのは、あまたの苦難…。



    今回の舞台は西遊記を『最勇記』に変えてのオリジナル物語だったけれど、大体の筋は同じ。
    何が違うって、玄奘三蔵が威勢のいい三蔵法師になってました!
    でもって、この威勢のいい法師(金村美波)がすんごくいい。
    とにかく気風のいい法師さまって感じで洗練された武芸を眺めるように見物しました。
    悟空は悟空で法師に励まされているというよりも好き放題に小突き廻されているように見えて、あな恐ろしや。

    目眩めく道程を悟空は滑稽とも思える形相で戦い、目を白黒させ、フザケ、声枯れした聞き取りにくい声で叫び、やり過ぎて法師にオシオキされ、観ている私達は一種不思議な荘厳さがあたりを包み愉快千万でした。

    徳の高い法師の魂を食べると三千年長生きできるとか、妖怪は人間になれるとかの噂から法師は悪の妖怪たちに命を狙われるも、この法師、ちょっとやそっとでは倒れません。

    舞台は殺陣の見せ場もあり、一方で水戸黄門のように印籠を出す瞬間のすっきり爽やか満足感たる悪を倒した後の満ちたりた心も体験できます。

    猪八戒と牛魔王は愛くるしくて頬ずりしたくなる子豚のように可愛げのある男でもなかったけれど、声優のように声に張りがありました。
    吉備津彦の殺陣シーンは凄い!

    殺陣シーンでは「劇団バッコスの祭り」の丹波隆博が神がかりだったが、それに近い。

    きっと終演後、打ち上げでの飲み会はまさに『妖怪の宴』なんでしょね。


    ワタクシは、というと・・・霊験あらたかな気持ちになって築地で寿司を食べたのはいうまでもありません。

    楽しくて愉快で元気で美味しかった!


    そんな舞台。



このページのQRコードです。

拡大