公演情報
「わたし、と戦争」の観てきた!クチコミ一覧
満足度★★★★
瀬戸山美咲さんの新作書き下ろし作品で、とても期待値高く観に行きましたが、期待値以上に良かったです。アフタートークのある日に行きましたが、作者の視点とストーリーが今まで観てきた戦争もの作品と異なり、自分の中の触ったことの無い感情が動かされた感じがしました。戦争とは、行っている(直接闘っている)人よりも、それ以外の人が断然多いのに、その人達がどうやって戦争に行った人達を迎え入れるのか、本当に難しい課題だなと思いました。
満足度★★★★
鑑賞日2018/10/23 (火) 19:00
流山児事務所にとっても、作・演出の瀬戸山にとっても、珍しい作劇となっていたように思う。日本に軍隊ができ、男性に徴兵制が敷かれ女性も軍隊に入る近未来。戦争に行くこと/行ってきたことを、男女3人の個人的な物語として描く。社会派と呼ばれる瀬戸山だが、徹底的に個人の物語として社会を描くのに成功していて、タイトルが、その意図を表している。瀬戸山を起用した流山児事務所も、役者のしっかりした力量が芝居を支えている。メインの林田は、役者としてまた成長したところを見せていると思う。
満足度★★★★★
明日(24日)が千秋楽とは。。地味なタイトルから想像しなかった人間ドラマが詰まっていた。戦争は背景どころか主題そのものだが、「戦争」という単語は殆んど口にされない。「先の大戦」のステロタイプなイメージに依存せず、戦争をしている近未来の日本を現在と地続きの時空に描き出す事が出来ていた。瀬戸山氏の作は過去ミナモザで目にしたが、今作は出色である。ドラマの舞台を「今、ここ」、即ち「わたし」の日常に今までになく近寄せた事で戦争に肉薄し、普段考えも及ばない「戦争する日本」の断面が描き出されていた。
特筆は、「戦場」を潜った女性の微妙な心理を静かに熱演した林田麻里。
杉山至の美術は勿論の事、仮想の空間を信じさせるスズナリという小屋の持つ力にも心底感じ入った。