梟倶楽部 公演情報 梟倶楽部」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
1-2件 / 2件中
  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2018/12/01 (土) 14:00

    座席1階1列

    いやあ、面白かった。
    舞台上には小道具が一切なく正面に3つのドア、左右に2つづつのドアがあるのみ。
    何となく朗読劇的な展開を予想していたので、椅子にあたるものがないのにも?

    しかし、このドアが効果的な演出を生み出していました。
    ドアがあるということは、そこを通じてある世界と別の世界が通じているということであり、いつでも身を隠すことができるということでもあり、それを使って別の何かになれるといった暗喩であります。

    掴みの主人公の梟倶楽部訪問場面から、一通り笑いを取り、
    すぐに「綺麗は汚い 汚いは綺麗」(シェークスピア)→「うつし世はゆめ よるの夢こそまこと」(江戸川乱歩)とセリフの置き換え。これは舞台劇ではないよ、小説の世界だよ、という切り替えが見事。

    「目羅博士」というちょっとマニアックな作品を世界をドアと窓枠だけで描き切り、「お勢登場」のラストへの捻り、
    ちょっと見ない乱歩世界の創造です。
    他の乱歩作品も見たいなあ、と思わせる中毒性の高い舞台でした。

    ネタバレBOX

    ラストに主人公が、倶楽部に戻りドアを開けようと、幾つものドアノブに手を添えるが、全くドアは開かない。
    そして、独り言ち「やっぱり」という場面、ゾクッときました。これぞ乱歩の世界。
  • 満足度★★★★

    鑑賞日2018/12/01 (土) 14:00

    座席1階

    Pカンパニーのアトリエ公演を初めて見た。池袋にちなんだ江戸川乱歩を原作に、お客がまるでなぞのスポットに迷い込んだような感覚で楽しめる。
    特に女優たちの存在感がいい。須藤沙耶のくるくる変わる表情、機敏な立ち回り。セリフが短くイキイキとしている。アトリエならではの熱量を感じることができる。
    シンプルな演出も効果的だ。初冬のひと時、池袋の異空間を堪能させてもらった。

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