ドキュメンタリー 公演情報 「ドキュメンタリー」の観てきた!クチコミ一覧

★ 満足度の平均 ★ ★ ★ ★ ★ 4.4
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  • 満足度★★★★

    今回のお話は時代的に現在と近く、場所的にも日本が舞台ということで、きわどいテーマを扱っているなあと思いつつ、ストーリーに引き込まれました。
    今回、初見の友人2人を誘い、観に行ったのですが、そのうちの1人と11月の公演に行きます。劇チョコ観劇仲間をゲット(笑)
    11月のお芝居も楽しみです。

  • 満足度★★★★

    古川健脚本の文学座公演が観られず残念がっていたら、ほぼ直前に「楽園」での公演を知り、「チョコレートだから見応えあるはず」と自分に言い聞かせて観劇した。不思議なもので、芝居の出来は宣伝への力の入れ具合と意外に対応している(「はずだ」と言い聞かせたのはそういう訳)。こちらの勝手ではあるが、チョコレートケーキには期待度が高い。だからそのレベルに達していない事の「欠落」に気が向かう。
    史実を題材として秀作を生み出してきた劇団だが、史実・事実を扱う難しさを今回考えさせられた。端的な感想は、当時このスキャンダルを知った時の感覚というか、驚愕に見合う深さに芝居が届いていないというものだ。
    問題の根の深さを「理解する」記者(ルポライター?)という設定に無理があったのではないか。まず彼の職業の現状がはっきり見えていない。安定を保証された大手メディア記者ならそれを投げ打ってでもこの問題をやろうとしている、のか、フリーライターがこれをスクープに名を売りたい願望があるのか(もちろん正義感は誰にもあるとしてだ)。演じた彼は恐らくは後者に属すると思うが、どちらにしても、彼の生活に繋がる部分がどうなっているのか、様子からは窺い得ず、もどかしかった。
    「問題」を背負い切れる人間など滅多にいない。何がしか欠点、弱点を持つ、その人間が、ある真実を前にする、その実態は彼の許容できる範囲を超えて、存在している・・そのようにしか人間ドラマの中に大きな問題は描き得ないのではないか、という事をこの芝居で考えさせられたのだった。
    最後まで記者は弱みを見せなかった事で、逆説的だが、どこか「語り切れなかった」感じが残ってしまったのだと思う。

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2018/09/26 (水)

    待ってました!!チョコメンバーだけの濃厚公演(笑)。タイトルなるほど。あの見えにくい楽園を面白く効果的に使っていてさすがだな、って。もちろん内容も濃く次の作品への足掛かりになるらしいので楽しみも倍増です。

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2018/09/26 (水) 20:00

    座席RD列6番

    価格3,500円

    濃密な85分。
    リアルタイムで知ってはいたが漠然とでしか捉えていず、詳細については今回初めて知る薬害エイズ事件を題材にした「事実を元にしたフィクション」。
    しかしその「陰謀」度合いがあまりにえげつなく、全くのフィクションのように感じる……と言うより全くのフィクションであって欲しいと思ってしまう。(実のところ大半が事実らしい……ガクブル)

    「あること」については34年近く前も今も変わらないなぁと思ったが、考えてみると今たからそれを描くことができるのかも。

  • 満足度★★★★★

    小劇場に、熱いチョコレートケーキが帰ってきた!そんな感じの公演でした。内容もチョコレートケーキらしく、ルデコの時代を懐かしむ感じ。あまり変わっていない、と感じさせてくれるところがまたうれしいです!!!

  • 満足度★★★★

    見てきましたよ
    ホントいい劇団ですね
    難しい問題ではありましたが
    それぞれにいい味をだして引き込まれていきました

  • 満足度★★★★★

    リンリリンリと鳴り始め、トゥルリトゥルリと鳴り止まん。 想像を超える 「ユートピア」 、他者の目たる倫理は届かず、切り開くべき本性顕る現実。 組んでは離れ、当たっては砕け、進み出ては後退する・・・ 嗚呼、「3」を前に立ちすくむのみ、か。 正誤を跨いで繰り返された、過熱を避けた結晶が心に ぞわり と伝染り込む。 次も勇んで征かずば済むまい、解き放った重圧の、さらなる奥深く・・・。

  • 満足度★

    私、期待し過ぎたようです。途中で終わってしまったという印象の舞台でした。次回公演の「遺産」を観たら満足できるのかもしれません。また、プログラムの挨拶で事実を参考にしたフィクションですとわざわざ書いているのに興ざめした。

  • 満足度★★★★★

    緊迫の3人芝居。731部隊の話に繋がるのです。それは戦時中の話ではない。日本軍の残虐行為が、現在の製薬会社にも受け継がれていることが語られます。決して新しいテーマとは言いませんが、「チョコレートケーキ」らしい仕上がり。秋の『遺産』に期待が膨らみます。

  • 満足度★★★★★

    劇団員3人による生チョコみたいに濃密な会話劇。
    キャラの設定がドンピシャで、特に岡本篤さんの老医師がはまり役。
    「ようやくこの時が来たか」という“開き直り”と“待ってた感”がないまぜになったような
    淡々とした覚悟が素晴らしい。
    浅井伸治さんの正義感に突き動かされる実直なプロパーも良かった。
    ラスト、もう少しドラマチックになるかと思ったが、これもドキュメンタリーということか。


    ネタバレBOX

    舞台はフリーライター(西尾友樹)が先輩ライターから借りた仕事部屋。
    ある日、ここをひとりの男(浅井伸治)が訪れる。
    グリーン製薬のプロパー(営業)で、「内部告発をしたい」というその男から
    話を聴くためだった。

    グリーン製薬は、血友病患者が使用する血液製剤を製造するトップメーカー。
    他国が安全な加熱製剤に切り替えた後も、日本は非加熱製剤を使い続けた。
    グリーン製薬の在庫を売りさばくため、エイズ感染の可能性を知りながら・・・。
    プロパーの男は、この事実に耐えられず、告発したいと言う。
    そしてもうひとり会社の裏側を知る男、グリーン製薬を辞めて小児科医を開業する
    老医師(岡本篤)にコンタクトを取り、彼からも話を聴くことになる。
    彼の語る会社の体質は、あの731部隊の恐るべき実態に繋がるのだった・・・。

    正義感溢れるフリーライターが話を聞き出す形で進むが
    若干前のめりなキャラとはいえ、彼が一人で動き回るのがちょっと不自然に映った。
    が、それがあまり気にならなくなるほど、明らかになっていく事実に衝撃を受ける。

    製薬会社のルーツが、あの731部隊にあるということ、
    かつて人を“マルタ”として扱ったように、在庫処分のため危険な血液製剤を売り続ける。
    根底にある実験優先、科学優先、利益優先の精神は全く変わっていなかった。

    研究者にとって、常軌を逸したあまりに自由な現場は、彼らに黒い狂喜を覚えさせ
    その記憶は製薬会社にそのまま持ち込まれたのだ。

    ところがラスト、あれほど内部告発に燃えていたプロパーから、
    「やはりできない」という電話が入る。
    暗澹とするフリーライター。
    「どうしますか、二人でやりますか?」と問う老医師・・・。

    難しい歴史的事実に果敢に切り込むチョコレートケーキだが、今度はこれか、という驚き。
    そしてそれをエンタメに仕上げるには「明快な理由が必要」と言う古川氏の言葉に納得。
    史実としては「謎」だが、演劇で相変わらず「謎」と言われては社会の教科書と同じだ。
    豊かな創造力による「明快な理由」があって初めて観る者は共感する。
    チョコレートケーキの作品を観た時の「そうだったのか!」という深い共感は
    これ故だったか、と思った。
    たとえそれがフィクションであっても、である。

    したたかな反面、人生の最後に自らを総括したいという老医師のたたずまいが素晴らしい。
    単純な批判だけでは済まない人間の業を感じさせる。
    実直なプロパーの緊張と憤りが伝わるような視線、表情がリアルで一緒に肩に力が入った。
    彼の心変わりの変遷がどうしても知りたいと思わせる。
    牽引役となるフリーライターの台詞、冒頭の録音シーンから事の重大さが伝わる。
    迷いなく突き進んできた彼の、ラストで茫然とするシーン、このギャップが次を期待させる。

    演劇の力を見せつけるテーマの選択、これからもずっと見続けたい。
    それを具現化する役者陣の素晴らしい台詞に酔いながら。



  • 満足度★★★★

    鑑賞日2018/09/27 (木) 17:00

    濃ーい、純チョコレートケーキの舞台でした。
    当時の情報を詳しく覚えていなかったので、エイズの非加熱製剤問題が、731号舞台に飛び火したことにちょっと意外な感じがしたのですが、ある程度、事実に基づいた話だったのですね。寡聞にして失礼。

    ただ、製薬会社社員と老医師の告白に、あまり葛藤がなかったのが気になりました。
    もう少し論争劇になるかと思っていたので。フリーライターは、ただのまじめな人、まとめ役でしたね。

    ネタバレBOX

    ラスト、製薬会社社員が告発を取り下げます。老医師は、厚労省(元厚生省)や巨大資本(この場合、グリーン製薬)の権力は戦中と何ら変わっていないことを指摘します。
    しかし、せっかく暗転して3日目の話になったのに、ちょっと味付けが薄い気がしました。1日目、2日目の衝撃が強かったので、短くとも(いや、短い場がゆえに)もっと強いメッセージ性が欲しかった気がします。あまりにも、すっきりと終わりすぎて、ちょっと拍子抜けでした。
  • 満足度★★★★★

    面白い。どこまで事実なのか?!そればかりか気になる。
    複雑な思いで終始見続けるばかり。

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2018/09/26 (水) 17:00

     フリージャーナリストが雑誌の依頼で、非加熱製剤に関する内部告発を緑十字(劇中では「グリーン製薬」)社員の話を聞く内、731部隊に関する話題を聞かされ、かつて731部隊にいた老医師の話を聞き、記事にしようとするが…、という物語。いかにも、の題材を、劇団員だけで緊張感ある85分にまとめてあるが、やや中途半端な印象は免れない。11月に上演するという『遺産』とのセットで評価されるべき作品だと思う。

  • 満足度★★★★

    いくら90分足らずの作品と言っても、ほとんど出ずっぱりの中身が詰まった三人芝居を連日3回やるのは、大変だろう。それを破綻もなくやってのけるだけの実力がこの劇団にあると言う事だ。半端な5時の回を見たが満席だった。
    芝居は「歴史暗部もの」の、サスペンスもあって一気呵成に進む。素材を追い込んでいく作劇法もよく出来ている。しかし、もう何度も語られたこの素材を通して、新たになにが語られたかと言うと、そこは薄い。構成もうまいし、俳優たちも柄にはまっていて、だれることはなく、この戦時中の植民地で行われた日本軍の残虐行為が、現在の製薬会社にも受け継がれていることが語られる。科学の名で行われた残虐行為に慣れてしまう人間の弱さ、生活のためには医学の倫理などはたやすく捨てられること、官民とわず日本人に共通する自己を律することの弱さ、それの反面として、権威や組織への盲目的な従属、が語られるが、いずれもどこかで聞いたような結論に落ちていく。パンフによれば、事件をすっきり解いてみせるエンタテイメントだと言うが、この程度でホントにそのつもりなのだろうか? この作者なら、こんなことで終わったりはしないと思う。これではパラドックス定数(今年同じ素材(731)を再演した。もちろん劇の設定も中身も違うが、日本ではいつまでも731の思想は変わらない、と言っているところは同じだ)と、どっちもどっちと言うレベルではないか。
    素材の追求ではなく、タイトルの「ドキュメンタリー」論だとすると、見方は変わるが、この程度でこの事件を書くのをあきらめるようなドキュメンタリストではドラマにならない。
    ドキュメンタリーがどう取材され切り張りされ、「これが真実だ!」と公表されるようになっていくか、というのはかなり面白い素材で、もっと手垢のついていない素材で、見せて貰いたいと思う。

    ネタバレBOX

    細かいことだが、最初の内部告発する製薬会社社員から、フリーランスのジャーナリストが、話を聞くところ、終始、聞き手が立ち、話し手が座って、見下ろす形で取材をするが、こういうふうに見下ろして人から大事な話聞くことは絶対にしない。対で聞かなければ、必要な話など引き出せないのだ。取材経験もある、という設定になっているのだから、こういう取材のコツは、周囲に聞けば教えてくれる人はいるだろうに。
  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2018/09/27 (木) 17:00

    731部隊は昔の戦中の話だと思ってた頃、薬害エイズ問題が騒がれ始め、その時、元隊員が何人も関わってる会社が起こしたものだと知って、ビックリ仰天した記憶がありますが、薬害エイズ問題も忘れかけてた今、今回の作品を見てさらに呆然。配布された資料プリントを帰りの電車の中で見て、部隊長が米軍関係者と会って交渉したのが下北沢と知り、黒歴史が身近に感じられ戦慄を覚えました。

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2018/09/26 (水) 20:00

    座席1階RC列

    観劇前に用語集を見なくて正解でした。
    よもやそこに繋がるとは。
    当パンにもあるようにもちろんフィクションなのだろうけど、
    まさか!ほんとに?と思ってしまうほどのリアリティ。
    面白かったです。あっというまの85分でした。

    ネタバレBOX

    最近やたらと731部隊がらみの作品に触れる機会が多いなぁ(^^;)

    研究者のユートピア
    倫理観と知的好奇心
    狂ってるとは思うけど、少し理解できてしまったりもする
  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2018/09/26 (水)

    価格3,500円

    ある製薬会社社員が非加熱製剤を売り切るまで血友病患者に投与されていることを内部告発をするところから話は始まる。

    しかし日本医学会の体質はもっと根っこの部分にあった...。

    これは事実であろう。芝居は事実を伝える力がある。まさにその1本。
    圧巻の三人芝居でした。

    残念なのは途中空調が切れてしまったこと。
    そのことをスタッフに告げたが何も発しず。ラスト15分は色んな意味であつかった。

    ネタバレBOX

    11月公演「遺産」は今回の話とつながっているらしい。
    以前は『我が祖父、老医師Iの遺産』というタイトルを予告していたので、今回の老医師の孫の話になるのであろう。
  • 満足度★★★★

    当時の薬害エイズの裁判は大きなニュースだったので良く覚えている。勇気を持って内部告発をしようとした彼の正義は何処に行ってしまったのか・・・
    この舞台を観てあの時裏ではこんな状況だったのねと製薬会社の腹黒を知る。濃密な会話劇だった。

  • 満足度★★★★

    会話だけのシリアスなドラマをあんな小さい劇場で観ると、演劇のすばらしさがすごく味わえる。「麦茶・・・」のところが妙に笑えてしまうのが不思議。岡本篤さんの役がピッタリですね。

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